「お尻を触ってきた人の目が…」セリエAで女性記者が中継中にセクハラ被害。警察が捜査「今でも恐怖を覚える」

「お尻を触ってきた人の目が…」セリエAで女性記者が中継中にセクハラ被害。警察が捜査「今でも恐怖を覚える」

エンポリ対フィオレンティーナ戦のピッチ外で残念な事件が起きてしまった。 (C)Getty Images



 先週末のセリエAで、選手たちの頬に描かれた赤い印は、女性に対する暴力をなくす運動を表すものだった。まさにその週末に、セリエAのスタジアムで女性を侮辱する事件が起きてしまった。

『Gazzetta dello Sport』紙などが報じたところによると、11月27日に行われたエンポリ対フィオレンティーナの試合後、会場のカルロ・カステッラーニの外で中継していた地元テレビ局の女性記者が、生放送中にフィオレンティーナのサポーターからセクハラ被害を受けた。

 被害に遭ったのは、『Toscana TV』のグレタ・ベッカッリャ記者。ホームのエンポリが2-1で勝利した試合後、敗れたフィオレンティーナのサポーターに感想を聞くため、グレタ記者はスタジアムの外でインタビューを行なった。

 その際、近づいてきた男性サポーターらが通りすがりに記者の臀部を触った。驚いたグレタ記者は「申し訳ないけど、そういうことをしてはいけない」と丁寧に抗議。だが、その後も通りすがりの男性サポーターから性的な嫌がらせの言葉を投げかけられた。股間を触ってきた者もいたという。

『Gazzetta dello Sport』紙によると、グレタ記者は「どんどん失望を感じている。今夜はほとんど眠れなかった。ただ、ひとつ確かなのは、可能ならまだジャーナリストを続けたいとの意欲はあるということ。またスタジアムに行く準備はある」と話した。

「記者の仲間やサッカー界、すべての人に感謝したい。たくさんの選手が連帯を示してくれた。たいしたことじゃないとしたのは、一部のサポーターだけ。女性に対する暴力への関心を高めるための大切な日にこういうことをされるなんて」

【動画】中継中の女性記者にセクハラ。現地で問題となっている許されない愚行
 グレタ記者は「今でも恐怖を覚える。お尻を触ってきた人の目を忘れることはない」と続けた。

「別の『人間』は、股関も触ってきた。それで私がどんな気持ちだったか…説明もできない」

 記者によると、フィオレンティーナやフィレンツェ市長がハラスメント行為を非難。政治家たちや報道関係者も行為者を特定して処分すべきとの声を上げた。グレタ記者は警察に協力しているとしており、捜査の進展が待たれている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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