「日本戦はどんな結果でも受け入れよう」地元メディアは中国代表戦士たちの“劣悪なコンディション”を危惧

「日本戦はどんな結果でも受け入れよう」地元メディアは中国代表戦士たちの“劣悪なコンディション”を危惧

スクランブル態勢の中国代表にあって、唯一の欧州組であるウー・レイ(手前)にかかる期待は大きい。(C)Getty Images



 現地1月22日夜、中国サッカー協会は中国代表の日本遠征メンバー27名を発表。23日午後1時に本隊は上海を出発し、国外の5選手も同日に日本で合流するという。日本当局は当初、中国代表選手の入国は「上限25名」と設定していたが、2名の増枠が認められたようだ。
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 中国超級リーグで活躍する国内組22名に、FWウー・レイ(エスパニョール)と帰化選手4名を加えた陣容である。帰化選手はブラジル出身のFWアロイージオ、MFアラン、MFフェルナンジーニョ、そしてイングランド出身のDFタイアス・ブラウニング(中国名ジャン・ガンタイ)が名を連ねた。

 所属する広州FCでの給料未払い問題が深刻化するなか、ブラジルに帰国していた3選手については再招集が難しいと見られていたが、急転直下の展開で中国協会が呼び寄せに成功。ワールドカップ最終予選での成績不振を理由に更迭されたリ・ティエ前監督の後を受け、昨年12月に就任したリ・シャオペン新監督にとっては、なんとか現在招集できるベストのメンバーを揃えた格好だ。

 しかし、日本戦に臨む選手たちのコンディションは想像以上に劣悪だという。全国紙『新浪体育』の代表番記者はその点を大いに問題視し、「日本戦はどんな内容と結果になろうとも受け入れるべきだ」と論じている。

「27名の顔ぶれにこれといった異論はない。いまとなっては、選手たちのフィジカルとフィットネスの状態が気になるばかりだ。国内組のほとんどは休みなくずっと活動を続けており、国外から合流する選手(帰化選手)たちは、しばらくの間、実戦を戦っていない。彼らの起用はテストの域を出ず、日本戦では起用されない可能性もあるだろう。よって(強敵である)日本との試合(1月27日)は、どんな内容と結果になろうとも受け入れるべきだ。カギとなるのは、ベトナム戦(2月1日)でいかに勝利を挙げるかにある」
 

 ワールドカップ最終予選での必勝を期した中国サッカー協会は、国内のリーグ戦スケジュールを大幅に変更してまで、代表チームのバックアップに邁進した。そのツケが、ここに来て選手たちに重大なダメージを与えているのだ。

 中国超級リーグは8月でいったん中断され、中国代表は9月頭から丸2か月半もの間、UAEやカタールを拠点に最終予選を戦った。なんと代表選手たちは一度も帰国することなく、国外での6試合に臨んだのである。疲労困憊で帰国した彼らを待っていたのは、リーグ終盤の過密日程だった。優勝&昇降格プレーオフが開催され、もっとも遅いゲームは年明けの1月12日に組まれていた。

 そして彼らはそのまま、52選手が招集された上海での代表合宿に参加。ハードな練習メニューをこなしながら、生き残りを懸けたサバイバルを強いられ、2度のフルタイムでの紅白戦も消化した。

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 一方で、ブラジル出身の帰化選手たちは、11月中旬から12月上旬にかけて全員が広州FCを退団。そのままブラジルに帰国してしまった。

 真夏のブラジルでバカンスを楽しみながら、年末になってからようやく身体を軽く動かしはじめた程度。実戦感覚が低下しているだけでなく、どこまでゲームを戦えるコンディションにあるのかも疑わしい。ブラウニングはシーズンの最後まで広州FCでプレーしたが、年明けから家族とドバイでバカンスを楽しみ、こちらもぶっつけ本番で日本に乗り込んでくる。
 

 ほぼ戦力として期待できそうにないのが、サイドアタッカーのフェルナンジーニョである。昨年5月に膝の大怪我を負って長期離脱を余儀なくされ、怪我が完治したのか、練習を再開しているのかどうかも判然としていない。中国代表には怪我をする前に一度キャンプに呼ばれただけで、キャップ数はゼロ。未知数の部分が大きすぎる。

 森保ジャパンの23名も海外組が大半で、コンディション面に不安を抱えているが、中国代表のそれはより深刻だろう。戦術の擦り合わせもほぼできていないなか、リ・シャオペン監督は日本戦でどんなスタメンを選択してくるのか。『新浪体育』紙が指摘する通り、先発に帰化選手がゼロとなる可能性は否定できない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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