「日本には負けられない」「韓日戦で自尊心を守り抜いた」韓国メディア、なでしこJ相手の劇的ドローに“太極娘子”の精神力を称賛!

「日本には負けられない」「韓日戦で自尊心を守り抜いた」韓国メディア、なでしこJ相手の劇的ドローに“太極娘子”の精神力を称賛!

女子アジア杯の日本対韓国は1-1のドロー決着。韓国が粘り強く追いついた。(C) AFC



 インドで開催されている女子アジアカップでは、27日に行なわれたグループC最終戦で日本と韓国が激突した。

 開始1分に日本が先制するも、85分に韓国が追いつき1-1のドローに終わった“日韓戦”について、韓国では以下のような見出しが並んだ。

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「“日本には負けられない”韓国女子代表、劇的ゴールで1-1ドロー」(『マネートゥデイ』)
「韓国女子代表、宿敵・日本と劇的ドロー。アジアカップ8強行き」(スポーツ紙『スポーツ朝鮮』)
「“執念の同点ゴール”韓国、日本と1-1ドロー…グループ2位で8強行き」(総合ニュースサイト『スターニュース』)

 一方で、ポジティブな見出しばかりではなく、「ホイッスルが鳴って30秒で失点…集中力の不在で逃したグループ1位」(ネットメディア『スポーツ韓国』)、「“1分足らずで失点”韓国、日本と1-1ドロー…組2位で8強進出」(総合メディア『news1』)など、多くのメディアがキックオフ早々に失点を許した韓国守備陣の甘さを指摘した。

 特に、スポーツ紙『スポーツソウル』は「痛恨だった開始1分の失点…女子サッカー韓日戦でドロー、組2位で8強へ」とし、失点の場面を以下のように伝えている。

「女子サッカー韓国代表が“宿命のライバル対決”となった韓日戦で笑うことができなかった。(中略)韓国は前半の開始とともに失点を許した。自陣後方スペースのパスを守備陣が処理できなかった。日本はこれを逃さず、GKと1対1のチャンスを迎えた植木理子が落ち着いて右足シュートを放ち先制ゴールを決めた」

 しかし一方で、「ソ・ジヨン投入が的中した韓国、フィジカルと集中力で日本を制した」と見出しを打ったサッカー専門メディア『BestEleven』は、途中出場で同点ゴールを決めたDFソ・ジヨンを投入したコリン・ベル監督の采配を評価。

 さらには、「“太極娘子(テグッナンジャ/韓国女子代表の愛称)”は諦めることを知らなかった」と綴ると、「韓国は特有の精神力と日本より優位に立つフィジカルを武器に、韓日戦で自尊心を守り抜いた。ベル監督の采配と選手たちの闘魂が調和して生み出した結果だった」と、選手たちの戦いぶりを称賛していた。

“日韓戦”のドロー決着により、勝点で日本と同率も得失点差で下回った韓国は、グループCを2位で通過。このため、来る30日に行なわれる決勝トーナメント準々決勝では、グループBを22得点・1失点の3戦全勝で首位通過した優勝候補のオーストラリアと対戦することが決まった。
 
 5位以内に与えられる2023年女子ワールドカップの出場権獲得を最大の目標とする韓国は、オーストラリアに勝てばアジアカップで2014年大会以来の準決勝進出となる。ただ、サッカー専門メディア『FOOTBALLIST』は「韓国が女子アジアカップで目標を達成するには体力的な限界を乗り越えなければならない」とし、以下のような懸念を示した。

「準々決勝最大の変数は選手たちの体力になる見通しだ。韓国は中2日で試合を戦う厳しい日程のなかで、1試合も余裕を持てずにいる。グループステージでは3試合すべてで緊張感を維持しなければならなかった。(中略)一方、第1戦を18-0で勝利するなど、余裕をもってグループステージを通過したオーストラリアは、選手の体力管理が行き届いている」

 実際、日本戦でも2人しか交代枠を使用しなかった韓国は、エースのMFチ・ソヨンをはじめ、MFチョ・ソヒョン、DFイ・ヨンジュなど主力が出ずっぱりの状況。加えて、チーム内での新型コロナウイルス感染も相次いでおり、日本戦ではMFヨ・ミンジ、DFチャン・スルギが直前の陽性発覚でメンバーを外れた。

 苦しいチーム状況のなかで決勝トーナメントを迎える韓国。果たして、格上オーストラリア相手にどんな戦いぶりを見せてくれるのだろうか。

構成●姜 亨起(ピッチコミュニケーションズ)

参照記事:『スポーツソウル』日本版
痛恨だった開始1分の失点…女子サッカー韓日戦でドロー、組2位で8強へ
https://sportsseoulweb.jp/sports_topic/id=43058
 

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