メキシコ1部で試合中にファンが衝突する大惨事。26人が病院へ搬送、3人が「深刻な状態」と発表。同国代表MFは失望「これはサッカーではない」

メキシコ1部で試合中にファンが衝突する大惨事。26人が病院へ搬送、3人が「深刻な状態」と発表。同国代表MFは失望「これはサッカーではない」

スタンドだけでなく、ピッチ上でも暴行が繰り広げられた。 (C)Getty Images



 3月5日に開催されたメキシコ・リーグ第9節のケレタロ対アトラス戦で、大惨事が起きた。スぺイン紙『AS』のメキシコ版によれば、後者が1点をリードして迎えた62分、両チームのサポーターが激しく衝突。その一部はピッチに下りてきて、イスを使って殴り合うなど大混乱に。逃げ惑うファンがピッチになだれ込む事態となり、試合は延期となった。

 情報が錯綜し、一時は複数の死亡者が出たとのニュースが飛び交ったが、ケレタロ州のマウリシオ・クリ知事は会見で、現状では死者は出ていないと報告。ただ、26人が入院し、3人は退院したものの、3人が「深刻な状態」だという。

 クリ知事は「私は検察庁に、関係者全員、つまりクラブ上層部、チーム、役人、そして暴徒の責任を迅速に決定するよう求める」とコメントしている。
 
 捜査が進むなか、メキシコ代表のレジェンドで、アトラスでもプレーしたラファエル・マスケスは「ケレタロで起こっていることは残念だ。こんなことが自分の国で起こっているんなんて」と悲嘆。元メキシコ代表の守護神で、ケレタロの元会長であるアドルフォ・リオスは「これはメキシコではない、これはサッカーではない」と非難し、アトラスのファンに謝罪した。

 また、アヤックスに所属するメキシコ代表MFエドソン・アルバレスは、自身のインスタグラムで「これはサッカーではない。これらを見ると、無力、悲しみ、恥、恐怖を感じる。メキシコ・サッカーの敗北だ」と投稿。元アルゼンチン代表のファン・パブロ・ソリンも「非常に悲しいひどい。ばかげている」とツイートしている。

 記事によれば、いくつかの案件に対し、警察は「殺人未遂」として捜査を進めているという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】サポーター同士が衝突し、大混乱となるスタジアム

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