「彼は謝罪した」ロシア代表主将ジューバ、合宿に不参加が決定。カルピン監督が明かす「ウクライナに親戚が…」

「彼は謝罪した」ロシア代表主将ジューバ、合宿に不参加が決定。カルピン監督が明かす「ウクライナに親戚が…」

このジューバは合宿に不在になるとカルピン監督が明かした。(C)Getty Images



 ロシア代表のFWアルテム・ジューバは、やはり胸を痛めていたということだろうか。

 同国によるウクライナへの軍事的侵攻による余波は、フットボール界にも大きく広がっている。国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)は、カタール・ワールドカップのプレーオフに進んでいたロシアに対し、国際大会への参加禁止を通達した。

 これでロシアはW杯への参加が不可能になったことに加え、同国のクラブチームも欧州カップ戦から締め出されている。

 サッカー界からもロシアに対する批判やウクライナへの連帯の声があがるなか、ウクライナ代表選手たちの批判の的になったのがロシア代表の主将ジューバだ。ウクライナ代表ヴィタリー・ミコレンコなどから「なぜ黙っているんだ」と名指しで非難され、「なぜアスリートが苦しまなければならないのか理解できない」と反論する事態になっていた。
 
 そう嘆いていたジューバは、母親はロシア人で父親はウクライナ人。その心中はやはり複雑だったのだろう。現地時間3月15日、ロシア・サッカー連合のウェブサイトに掲載された、ヴァレリー・カルピン監督のインタビュー記事で、代表活動への不参加が明らかになった。米スポーツチャンネル『ESPN』が報じている。

 カルピン監督は「私は週末に、モスクワで行なわれる予定の代表トレーニングキャンプの選出について彼と話した」と語り、「彼は代表チームでプレーしたいと心底思っているし、願っている。だが今、多くの親戚がいるウクライナが困難な状況にある。そのため、彼は謝罪し、家族のためにこのキャンプには呼ばないでくれと頼んだ」と告白している。

 W杯への参加が絶望となったロシア代表は、試合の代わりにトレーニングキャンプを行い、U-21ロシア代表と親善試合を行う予定だ。だが、そこに主将は不在ということになる。

 一方、それぞれW杯予選プレーオフでロシア、ウクライナと対戦する予定だったポーランドとスコットランドは、ウクライナ支援を目的とした親善試合を実施する予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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