【岩本輝雄】スタメン? ジョーカー? 実力を証明した三笘。今後の焦点はより効果的な起用法だ

【岩本輝雄】スタメン? ジョーカー? 実力を証明した三笘。今後の焦点はより効果的な起用法だ

途中出場で2得点。三笘は圧巻のパフォーマンスで日本をW杯に導いた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)



 日本、おめでとう! 敵地でオーストラリアに2−0の勝利。これでグループ2位以内が確定。予選1試合を残して、カタール・ワールドカップ出場が決まった。

 試合が始まってすぐ気づいたというか、ちょっと驚きでもあったんだけど……オーストラリア、こんな感じだったっけ?って。怪我やコロナ陽性で何人かの主力選手を欠いていたとはいえ、それでも僕が知っているオーストラリアではなかった。言葉は悪いけど、「弱すぎないか?」と。

 監督も采配が難しかったと思う。それでも、ゲームメイカーとして力のあるフルスティッチが、ボランチではなく前目のポジションで使われているのには目を疑った。彼が中盤で組み立てたほうが、チームとしてもっと機能するのに。逆に言えば、日本にとってはラッキーだったんじゃないかな。

 だから、これは楽に勝てると思った。前半をスコアレスで折り返しても、いずれ点が入るだろうなと見ていたけど、まあ、時間はかかったね(笑)。

 0−0で迎えた89分に、途中出場の三笘が代表初ゴールとなる先制点をゲット。さらにアディショナルタイムに追加点も。目を見張るパフォーマンスだった。

 三笘が投入されたのは84分。もう少し早くても良かったと思ったけど、あの時間帯に送り出した選手が結果を残す。森保監督の采配は見事だった。

 わずか10分ほどで2ゴールの三笘。A代表でもスーパーな活躍ができることを証明してみせた。素晴らしい決定力だった。今後の焦点は、その起用法だと思う。スタメンでも同じようなプレーを見せられるのか。それとも今回のオーストラリア戦のように“ジョーカー”的な起用のほうが、より効果的なのか。

 選手としては、やっぱり先発にこだわる部分はあるのかもしれない。でも、チームとして考えた場合、何が一番、勝利に近づくための有効なアプローチになるのか。その点でも、森保監督がどんなビジョンを描いているのか気になるところだね。
 
 さて、予選突破というミッションはクリアした。次は本大会を見据えて、また新たなサバイバルが始まる。その意味で期待しているひとりが、上田だ。

 オーストラリア戦では、63分に途中出場。得点こそなかったけど、惜しいシュートを放っていたし、1点目の場面でも良い位置でスタンバイしていた。力強いフィニッシュはもちろん、点を取るためのポジショニングや動き出しにセンスを感じる。

 Jリーグでも、たとえゴールがなかった試合でも常に“取りそう”な雰囲気を醸し出しているよね。11月の本番、上田がCFのスタメンを張っているんじゃないか。今回のオーストラリア戦を見ながら、ふとそんなふうに思った。

 今回の最終予選、初戦のオマーン戦で敗れるなど、思うようなスタートは切れなかった。森保監督を批判するような風潮もあったと思う。でも、振り返れば6連勝でカタール行きのチケットを掴み取った。結果で、その手腕に疑いがないことを示した。森保ジャパンがどこまで躍進するか、ますます楽しみになってきたね。

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