イニエスタの同点FK弾、取り消しは妥当? 家本元審判員が見解「タリク選手の手に間違いなく当たっている。ただ…」

イニエスタの同点FK弾、取り消しは妥当? 家本元審判員が見解「タリク選手の手に間違いなく当たっている。ただ…」

イニエスタのFK弾が取り消されたあと、神戸の選手たちは審判に猛抗議。しかし判定は変わらなかった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)



 Jリーグは5月21日、J1第14節の湘南対神戸(2−1)を実施。この試合のアンドレス・イニエスタの“同点ゴール取り消し”判定は妥当だったのか――。

 5月24日に配信されたDAZNの『Jリーグ ジャッジリプレイ』にて名手の一発が取り上げられ、ゲストで出演した元国際審判員の家本政明氏、現役時代は浦和や神戸などでプレーした那須大亮氏、タレントでJリーグウォッチャーの平畠啓史氏が議論を交わした。

 問題のシーンは、湘南の1点リードで迎えた試合終了間際の90+9分。神戸がペナルティエリア手前中央でFKを獲得すると、キッカーのイニエスタの放ったシュートがゴール右隅に決まる。

 しかしリプレイで確認されると、イニエスタの蹴ったボールは、壁に入った湘南のタリクの肘に当たったあと、神戸の武藤嘉紀の腕に触れてそのままゴールイン。VARオンリーレビューの結果、武藤のハンドで得点が取り消しとなった。その後、神戸の選手たちは審判へ猛抗議したが、判定は変わらなかった。
 
 競技規則では、たとえ偶発的であっても、ボールが自分や味方競技者の手や腕に触れた直後に相手のゴールに入った場合、得点が認められないとある。

 判定に対し那須氏は、「ルール上、手に当たってゴールに入れば無効。選手の心情を考えれば言いたいことは分かりますが、当たった事実があるのでこれはしょうがない」と語った。

 一方で平畠氏は、「気になるのは湘南の選手(タリク)の手に当たっているように見えるところ。あれがハンドなのかどうか。あれがなかったら武藤選手の手に当たったのかというところはすごく気になる」と問題定義した。

 これに対して家本氏は、「得点に関しては残念ながら認められない」と競技規則上、ゴールは無効であるとしたうえで、タリクがハンドとならなかった理由を次のように説明した。

「タリク選手の手には間違いなく当たっている。ただ、腕が身体についているのか、離れているのかが大きなポイント。映像で見る限りは、ボール方向に手を動かしていないですし、かつ自分の身体を守るために、しっかり身体につけてあるところにボールがきているので、競技規則上の解釈ではハンドにはなりません」

 得点が認められていれば劇的な同点弾となっていただけに、「神戸の選手が言いたい気持ちは十分に分かります」と理解を示しつつも、判定は妥当であるとした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【関連動画】イニエスタの同点FK弾、武藤のハンドで得点取り消しに(5分43秒〜)

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