反人種差別を掲げた直後に愚行…被害を受けたリシャルリソンは当局に苦言「こんなことが毎日、どこでも起こり続ける」

反人種差別を掲げた直後に愚行…被害を受けたリシャルリソンは当局に苦言「こんなことが毎日、どこでも起こり続ける」

得点を決めた直後、人種差別被害に遭ったリシャルリソン。(C)Getty Images



 現地時間9月27日、ブラジル代表は国際親善試合でチュニジア代表と、パリ・サンジェルマンの本拠地パルク・デ・プランスで対戦。普段同地で戦っているネイマール(パリSG)のPKや、ラフィーニャ(バルセロナ)の2ゴールなどで、5-1と大勝を収めた。

 この一戦でゴールラッシュとともにクローズアップされているのが、サポーターの愚行である。1-1で迎えた19分、勝ち越し点を奪い、コーナーフラッグ付近で喜びを爆発させるリシャルリソン(トッテナム)に向け、観客席からバナナが投げ込まれたのだ。
【動画】ゴールを決めたリシャルリソンに、黄色い物体が… しかし本人はまったく意に介さず

 試合後、ブラジルサッカー連盟は「我々はこの行為を人種差別と認識している。サッカーにおける新たな人種差別のエピソードが生まれてしまったことを激しく非難する」と声明を発表。そしてリシャルリソン本人は、ツイッターで当局に苦言を呈している。

「“ブラブラ”したままで罰しない限り、このようなことが毎日、どこでも起こり続けるだろう。時間がないんだよ!」
 
 また、英紙『Daily Mail』によれば、セレソンの主将チアゴ・シウバ(チェルシー)も「リシャルリソンにバナナを投げつけるという行為には悲しくなった」と不快感を露わにしている。
 
「あれはフットボールではない。フットボールは自分のチームを応援するものだ。そして、ピッチの上では、僕らが代表チームのために全力を尽くす。あんな行為はフットボールにとって良いことではない」

 先日には、得点後にダンスを披露するヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)に対し、スペイン代理人協会のトップが「猿みたいに踊るのをやめろ」と発言し、大きな問題となった。

 そうしたなかで、5度の世界王者に輝いているブラジル代表は「黒人選手がいなければ、我々のシャツに星はない」と書かれた横断幕を手に、チュニジア戦前の写真撮影に臨んでいた。しかし、負の連鎖は止まらず、効果はあまり見られなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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