【日本代表 W杯戦士26人プロフィール】伊東にはド派手な活躍を期待、遠藤&守田は森保Jの生命線|MF&FW編1



 カタール・ワールドカップに挑む日本代表メンバーが11月1日、ついに発表された。本稿では、世界が注目する“4年に一度の祭典”に挑む森保ジャパンの全26選手の経歴やプレースタイルなどを一挙紹介。今回はMF&FW前編1だ。

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MF/FW
遠藤 航(シュツットガルト/ドイツ)
1993年2月9日生まれ、神奈川県出身/178センチ・76キロ
【経歴】南戸塚SC―南戸塚中―湘南ユース―湘南ベルマーレ―浦和レッズ―シント=トロイデン(ベルギー)―シュツットガルト(ドイツ)
【世界大会出場歴】16年リオ五輪、18年ロシアW杯、21年東京五輪
【A代表歴】43試合・2得点
吉田不在時に主将を務めた攻守の要。クラブでもキャプテンを任され、昨季は1部残留の原動力となり、今季も揺れ動くチームで全試合先発・2得点と活躍中。29歳にして4人の父という人間力も活かし、カタールで大暴れする。

MF/FW
鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
1996年8月5日生まれ、愛媛県出身/180センチ・72キロ
【経歴】キッズFC―G大阪Jrユース―東山高―鳥栖―フランクフルト(ドイツ)―シント=トロイデン(ベルギー)―フランクフルト(ドイツ)
【世界大会出場歴】―
【A代表歴】21試合・6得点
最終予選終盤は代表から外れながら、昨季はフランクフルトでEL制覇、今季は公式戦二桁ゴールと爆発。森保監督に実力を認めさせ、トップ下に起用されている。日本のカタールW杯での成否は、この男の得点力抜きには語れない。
 
MF/FW
守田英正(スポルティング/ポルトガル)
1995年5月10日生まれ、大阪府出身/177センチ・74キロ
【経歴】高槻清水FC―9FC高槻―金光大阪高―クラブ・ドラゴンズ―流経大―川崎―サンタ・クララ(ポルトガル)―スポルティング(ポルトガル)
【世界大会出場歴】―
【A代表歴】17試合・2得点
昨年10月の最終予選・オーストラリア戦からレギュラーに定着。今夏に移籍したスポルティングでCLを経験するなど、日に日に逞しさが増している。遠藤との鉄板ダブルボランチは代表の生命線。日本の命運を握る存在だ。

MF/FW
伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス/フランス)
1993年3月9日生まれ、神奈川県出身/176センチ・66キロ
【経歴】鴨居SC―横須賀シーガルズJrユース―逗葉高―神奈川大―甲府―柏―ヘンク(ベルギー)―スタッド・ドゥ・ランス(フランス)
【世界大会出場歴】―
【A代表歴】38試合・9得点
最終予選で4得点・2アシスト、さらにPK奪取と日本の全12得点の半分以上に絡んだ攻撃の絶対的エース。新天地のスタッド・ドゥ・ランスでも今季4得点をマーク。「イナズマ純也」の異名を取る男は、カタールでもド派手な活躍が相応しい。
 

MF/FW
久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
2001年6月4日生まれ、神奈川県出身/173センチ・67キロ
【経歴】川崎U-12―バルセロナ(スペイン)―FC東京U-15むさし―FC東京U-18―横浜―FC東京―レアル・マドリー(スペイン)―マジョルカ(スペイン)―ビジャレアル(スペイン)―ヘタフェ(スペイン)―レアル・マドリー(スペイン)―マジョルカ(スペイン)―レアル・ソシエダ(スペイン)
【世界大会出場歴】17年U-17W杯、17年U-20W杯、21年東京五輪
【A代表歴】19試合・1得点
当落線上と言われた今年6月に「3か月あれば人は変われる」と強調。新天地レアル・ソシエダで一気にギアを上げ、9月のアメリカ戦では、左サイドハーフで先発を果たした。カタールではFKのキッカーを含め、彼の存在価値は大だ。

MF/FW
南野拓実(モナコ/フランス)
1995年1月16日生まれ、大阪府出身/174センチ・68キロ
【経歴】ゼッセル熊取FC―C大阪U-15―C大阪U-18―C大阪―ザルツブルク(オーストリア)―リバプール(イングランド)―サウサンプトン(イングランド)―リバプール(イングランド)―モナコ(フランス)
【世界大会出場歴】11年U-17W杯、16年リオ五輪
【A代表歴】43試合・17得点
森保ジャパン発足時から攻撃の軸を担う。今夏に赴いたモナコでは苦しんでいる印象で、9月の欧州遠征では先発組から外れたが、「苦境を変えられるのは自分だけ」と本人は自身初のW杯での爆発を期している。

 
MF/FW
三笘 薫(ブライトン/イングランド)
1997年5月20日生まれ、神奈川県出身/178センチ・73キロ
【経歴】川崎U-12―川崎U-15―川崎U-18―筑波⼤―川崎―ユニオン・サンジロワーズ(ベルギー)―ブライトン(イングランド)
【世界大会出場歴】21年東京五輪
【A代表歴】9試合・5得点
3月の最終予選・オーストラリア戦での2発で、日本を本大会へと導いた稀代のドリブラー。森保監督に「戦術」と言わしめた打開力は、チームにとって必須。大会直前の怪我を乗り越え、貴重なジョーカーとして躍動するか。

MF/FW
堂安 律(フライブルク/ドイツ)
1998年6月16日生まれ、兵庫県出身/172センチ・70キロ
【経歴】浦風FCJr―西宮市少年SS―G大阪Jrユース―G大阪ユース―G大阪―フローニンヘン(オランダ)―PSV(オランダ)―ビーレフェルト(ドイツ)―PSV(オランダ)―フライブルク(ドイツ)
【世界大会出場歴】17年U-20W杯、21年東京五輪
【A代表歴】28試合・3得点
森保ジャパン発足当初は「三銃士」の一員だったが、3月の最終予選でまさかの選外。それでも「逆境大好き」と奮起し、新天地フライブルクで今季公式戦4ゴールと気を吐く。カタールでは切り札として日本を救うはずだ。

文●元川悦子(フリーライター)

【PHOTO】ついに決定!カタール・ワールドカップに挑む日本代表26人を一挙紹介!
 

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