「メンタル的にすごく良くなった」4年ぶりガンバ復帰の谷晃生が語るベルマーレでの成長。当初希望した背番号は“99”ではなく…
2023年01月18日 16時37分サッカーダイジェストWeb

東口が湘南での3年間などについて語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
ガンバ大阪は1月17日に公式YouTubeチャンネルを更新。元日本代表DFの加地亮氏が、4年ぶりに復帰したGK谷晃生に話を聞いた。
谷はG大阪のJrユース、ユースを経て2018年にトップチームに昇格。当時はJ1での出場機会は得られず、20年に湘南ベルマーレに期限付き移籍。レギュラーに定着すると、21年の東京五輪では正GKとして日本の4位に貢献した。
さらに、同年に日本代表に初招集されて、22年のE-1選手権の韓国戦でA代表デビュー。カタール・ワールドカップには選出されなかったが、9月のドイツ遠征には選ばれるなど、最後までW杯メンバーの座を争った。
そんな22歳GKは、加地氏に前回のG大阪在籍時と現在の心境の変化を問われると、「ヒガシさん(東口順昭)と比べられるまでにもいっていなかったと思う。それが今『どっちが出るんや』って声があること自体、僕はもう嬉しいので。3シーズンで、それだけの経験と実績と自信を積んでこられたのかなと思う」と手応えを口にする。
加地氏に湘南で成長した点を訊かれると、「最初は試合に出ることで精一杯だったけど、少しずつそこに余裕が生まれてきて、いろんなところが見えるようになって。自分だけでなくて、チームがどうすれば上手く回るのかというところまで考えながら、最後のほうはやれていた部分もあった」として、「メンタル的にすごく良くなったかな」と分析した。
また、五輪やA代表での成長については、プレー面では実感がないとしつつ、「ミスが許されないところだと思うし、より緊張感のあるなかでプレーするための準備が大事だと日頃から感じて」と意識面を挙げる。また、メンバー入りが叶わなかったカタールW杯は“ファン目線”で試合を見ていて、「本田(圭佑)さんの解説を聞きながら、おもろいなと思いながら」と笑顔で振り返った。
さらに、谷はG大阪で14年から正守護神として君臨している東口に言及。「ヒガシさんがいなかったら、僕自身、ここまで成長できていなかった。プロになる前から背中を見ていたので。プロになってからも、その姿を見ながらやっていたので。存在がすごく大きかった」と感謝する。また、GKとしては「単純に能力が高い」とシュートを止めるスキルや準備を称えた。
また、GKの立場からG大阪で怖い選手を尋ねられると、宇佐美貴史をピックアップ。「足の振りも速いし。振ってからパンチのあるシュートが飛んでくるので。コースも良いし。あとは、テンポをずらしたシュートを打ってくるので、すごいと思う」と称賛した。
対戦したなかで最もすごいシュートを打つと思う選手には、名古屋グランパスのマテウス・カストロを挙げた。「コーナーキックとか直接狙ってくる。フリーキックもロングシュートも全部、無回転で蹴ってくるので」と、その脅威を「あれはもう嫌」と述べる。
一方、今季の背番号「99番」については、「つけてみんなが『えっ⁉』となる番号」と選んだ理由を語る。当初は、前回在籍した時の「41番」を希望したが、MF中村仁郎が譲ってくれなかったという。「一応、(Jrユース、ユース出身の)直属の先輩だけど」と笑いをまじえて明かした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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