【ウルグアイ戦のスタメン予想】三笘“先発明言”の2列目の構成はどうなる? 前田が欠場濃厚の1トップは…
2023年03月24日 05時14分サッカーダイジェストWeb

ウルグアイ戦の予想スタメン。(C)SOCCER DIGEST
第二次森保ジャパンは3月24日、初陣となるキリンチャレンジカップのウルグアイ戦に挑む。
昨年のカタール・ワールドカップでは主力だった吉田麻也(シャルケ)、長友佑都(FC東京)、酒井宏樹(浦和レッズ)、権田修一(清水エスパルス)らが外れたなか、どのようなスターティングメンバーになるのか。
今回の活動では、ここまでゲーム形式の練習などが公開されておらず、予想が難しい面もあるが、これまでの実績や所属クラブでのパフォーマンス、公開されたトレーニングの様子などから考えてみたい。
まず、新型コロナウイルスの検査で陰性確認ができなかった久保建英(レアル・ソシエダ)と、怪我の影響で別メニュー調整が続いている前田大然(セルティック)は一度も全体練習に参加しておらず、前日の時点で東京にも来ていなかったため、欠場が濃厚だ。
システムは前日会見で森保一監督が採用を明言した4-2-3-1。GKは、唯一の“カタール組”であるシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)がすんなり先発すると見る。ともに東京五輪世代の大迫敬介(サンフレッチェ広島)と谷晃生(ガンバ大阪)は、28日のコロンビア戦でどちらかがチャンスを掴むか。
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ベテラン勢が抜けた最終ラインは、右から菅原由勢(AZ)、瀬古歩夢(グラスホッパー)、板倉滉(ボルシアMG)、伊藤洋輝(シュツットガルト)と予測。右SBは橋岡大樹(シント=トロイデン)と迷ったが、オランダの強豪で不動のレギュラーとしてプレーし、欧州カンファレンスリーグでも奮闘している菅原の勢いを買った。
冨安健洋(アーセナル)が故障で招集不可となり、吉田に代わる新ディフェンスリーダーとして期待される板倉とCBペアを組むのは瀬古だろう。ともに追加招集の町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)と藤井陽也(名古屋グランパス)よりも序列は上のはずだ。
左SBはカタールW杯のコスタリカ戦でピッチに立った伊藤が入るのが無難。展開次第ではあるが、攻撃力が魅力のバングーナガンデ佳史扶(FC東京)は途中投入でも面白い。
ボランチは、森保監督のウルグアイ戦のゲームキャプテンと明かした遠藤航(シュツットガルト)は決まり。コンビを組むのは、クラブでのパフォーマンスを考えても、田中碧(デュッセルドルフ)ではなく守田英正(スポルティング)になるだろう。その後者は、出場停止などもあって3月12日から試合に出場していないため、休養は万全だ。
タレントが豊富な2列目は、まずカタールW杯ではジョーカー的な存在だった三笘薫(ブライトン)について、指揮官が「先発で使うつもり」と明言したため、スタメンは間違いない。世界最高峰のプレミアリーグで躍動している25歳が左サイドハーフを担う。
前述したように、久保の出場が厳しいトップ下は、カタールW杯でも不動だった鎌田大地(フランクフルト)が入るだろう。
難しいのは右サイドハーフで、伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)と堂安律(フライブルク)、どちらも可能性はある。あえてカタールW杯では序列が下だった後者を選んだのは、その大舞台で2ゴールと結果を残し、新生・日本代表では中心のひとりとなるべき存在だからだ。いずれにしても、ウルグアイ戦でベンチスタートとなったほうが、コロンビア戦で先発するのではないか。
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カタール組の4人が争う1トップは、一番手だった前田の欠場はほぼ間違いなく、浅野拓磨(ボーフム)か上田綺世(サークル・ブルージュ)になるだろう。ベルギーでゴールを量産している上田も捨てがたいが、森保監督の信頼が厚い浅野をスターターと見立てた。
浅野が所属するボーフムは、代表ウィーク明けの31日(金)に鎌田を擁するフランクフルトとのリーグ戦が組まれている。28日のコロンビア戦から移動を含めて中2日だ。その点も考慮され、コロンビア戦ではなく、ウルグアイ戦で長くプレーさせるのではないだろうか。
文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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