東京から世界へ。松木玖生と熊田直紀はU-20ワールドカップで大暴れなるか

　FC東京に提供してもらった写真に写っている選手は、松木玖生と熊田直紀。アルゼンチンで開催されるU−20ワールドカップを戦う日本代表のメンバーに選ばれたふたりだ。

　メンバー発表翌日の５月９日、小平グランドでの練習後、いずれも囲み取材に応じた松木と熊田は「世界一を目指す」と宣言。そう言えるだけの実力が、ふたりにはあるだろう。

 U-20アジアカップで大会得点王に輝いた熊田はクラブで出場機会に恵まれないものの、潜在能力の高さがFC東京のアカデミー史上最高とも評されているストライカーで、優れた跳躍力を活かしたフィニッシュワークが得意だ。勢いに乗った時の破壊力は、U-20アジア杯で証明済だろう。

　一方の松木はルーキーイヤーの昨季からトップチームでレギュラーを張っており、実戦経験が十分。最近は４−２−３−１システムのボランチとして躍動し、とりわけ守備面でのスキルアップが目を見張る。この世代では日本随一のタレントで、精神力の強さも半端ない。

　この大会をきっかけに、東京から世界へ。写真に映るふたりの力強い拳からは「さらなる飛躍」への強い意思が感じられた。 果たして、U-20W杯で大暴れなるか。ふたりの将来を考えた時、この舞台は大きなターニングポイントになるはずだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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