「センセーショナルな大惨事」U-20日本代表、数的優位でまさかの逆転負けに伊紙がばっさり「ひどい冗談」
2023年05月28日 16時55分サッカーダイジェストWeb

終盤の失点で日本はイスラエルに敗れた。(C)Getty Images
敗退確定は免れたものの、痛恨の逆転負けだ。
U-20日本代表は5月27日、アルゼンチンで開催されているU-20ワールドカップのグループステージ最終節で、イスラエル代表に1-2と敗れた。決勝トーナメント進出に黄信号が灯っている。
序盤にイスラエルゴールに襲いかかった日本は、前半終了間際に坂本一彩のゴールで均衡を破った。さらに、68分には相手が2枚目のイエローカードで退場者を出し、数的にも優位に立つ。
しかし76分、セットプレーの流れから同点に追いつかれると、後半アディショナルタイムに逆転ゴールを献上。引き分けでもグループステージ突破だったなかで、手痛い黒星を喫した。
同時間帯の試合でセネガルがコロンビアと引き分けたため、日本はグループ最下位転落を免れ、3位でC組の戦いを終えた。ベスト16に駒を進めるには、3位チームの中で成績上位の4チームに入る必要があるが、現在は5位と厳しい状況だ。
優位にあった試合で逆転負けを喫したとあり、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は「イスラエルは最後の30分間だけを戦って競り勝った。それまでは日本にとってほとんど散歩のようなものだった」と報じている。
「相手に反撃の兆しがなく、68分に数的不利に陥ったこともあり、(先制したことで)日本で決まりかと思われた。しかし、まさにその自信過剰がトガシ(冨樫剛一監督)のチームにひどい冗談となってしまった」
「(逆転弾が決まって)イスラエルベンチではパーティーが爆発。そして日本は、アディショナルタイム最後の3分も、センセーショナルな大惨事から挽回するのに足りなかった」
日本は28日に行われるE組、F組のグループステージ最終節の結果次第でベスト16進出の可能性が残されている。条件は厳しいが、逆転突破が実現するのを願うしかない。
構成●サッカーダイジストWeb編集部
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