ハーランドが選出されたFWA年間最優秀選手の授賞式。なぜ仕事を失った監督たちが大勢出席するのか【現地発】
2023年05月29日 19時46分サッカーダイジェストWeb

82パーセントの得票率でFWA年間最優秀選手賞を受賞したハーランド。(C)Getty Images
先週、私はロンドンのランドマークホテルで行なわれた、イングランドサッカー記者協会(FWA)が選ぶ、2022-23シーズン年間最優秀選手賞の授賞式に出席した。
この賞は、私が所属しているイングランドサッカー記者協会の各ライターの投票によって決定。受賞者は、シーズン終了直前にロンドンの一流ホテルで行なわれる授賞式に参加する。
近年の受賞者は、モハメド・サラーやクリスティアーノ・ロナウド、ウェイン・ルーニー、ティエリ・アンリなどで非常レベルが高く、イングランドサッカー界において最も権威のある賞の1つとも言われている。
そして、今シーズンは、82パーセントの得票率でアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)が受賞した。2位はブカヨ・サカ(アーセナル)で、3位はマーティン・ウーデゴー(アーセナル)となった。プレミアリーグの順位と同じように、マンチェスター・シティがアーセナルを上回った形だ。
ハーランドは、ブラックのパンツ、シャツ、ネクタイ、ジャケットで統一し、全身黒ずくめ姿で授賞式に登場。194センチの体格は、より一層大きく見えた。
テーブルには、放送局や新聞社などの多くの大手メディア企業が集まっており、放送局のテーブルには、ガリー・リネカー、アラン・シアラー、テディ・シェリンガムらレジェンドたちもいた。
そして興味深いのは、この授賞式にはクラブを解任され、仕事を失っている元監督たちがたくさん出席しているということ。 彼らはメディアを利用して、新しい仕事を探していたり、チャンスがあればメディアからの脚光を浴びようとしている。もちろんメディア側は、それを受け入れていないが……。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
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