バルセロナ相手に好機逸を悔いる神戸の汰木康也。マッチアップして最も印象に残った相手とは?
2023年06月07日 05時10分サッカーダイジェストWeb

先発し左から果敢に仕掛けた汰木。チャンスにも絡んだ。写真:鈴木颯太朗
[フレンドリーマッチ]神戸0-2バルセロナ/6月6日/国立競技場
6月6日、国立競技場で神戸とバルセロナのフレンドリーマッチが行なわれた。
7月1日の札幌戦を最後に神戸を退団することが発表されているイニエスタにとっての古巣戦としても注目されたこの一戦は、週末のゲームを終えてすぐに日本に飛び、コンディションが心配されながらも、前半で2ゴールを奪ったバルセロナが勝利を収めている。
敗れた神戸で前半の決定機逸を悔いたのは、リーグ戦同様に3トップの左で先発した汰木康也である。
42分に右サイドの展開からフリーで放ったシュートはGKに阻まれ、そのセカンドボールを再び狙ったがネットは揺らせなかった。
「今日は寝られないですね」と苦笑いを浮かべた汰木は、「止めて打つよりもダイレクトで打って正解だったと思いますが、コースと、2本目はもう少し振り切ったほうが良かったかな」と振り返る。
もっともベンチに退くまでの45分、マッチアップしたバルセロナの右SBのジュリアン・アラウージョに仕掛けつつ、自慢のドリブルなどらしいプレーは見せた。
試合の印象についてはポジティブに語る。
「身体のぶつけ方が違うなと思いました。ワンツーで抜けだしているのに、身体をぶつけてくる感じとか。でも突破できるシーンもあって、崩せていたと思います。
相手がどれくらいの状況か分からないですが、ハードスケジュールで疲労もたまっていたと思います。ただ自分の強みの部分は出せたと思いましたし、あとは決め切るところだったと思います」
その意味で、汰木にとっては自信になった試合だという。
そんな汰木がバルセロナで最も印象に残ったのは、やはり何度も対峙した右SBのジュリアン・アラウージョだという。
「自分が崩したシーンもありましたが、身体に強く来る部分やスピードはちょっとJリーガーにはいない印象でした。やっていて楽しかったですね」
この経験を糧に汰木がどう進化していくのか楽しみだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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