U-17日本代表、W杯出場権をかけて豪州戦に挑む! エース道脇豊は「2点取りたい」と意気込み

U-17日本代表、W杯出場権をかけて豪州戦に挑む! エース道脇豊は「2点取りたい」と意気込み

グループ首位突破の日本。W杯出場がかかる準々決勝の相手はタレントが揃う豪州だ。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)



 タイで行なわれているU-17アジアカップは準々決勝を迎え、“06ジャパン”ことU-17日本代表は、U-17ワールドカップの出場権をかけて、オーストラリア代表と対戦する。

 3日前のグループステージ第3節のインド戦では、グループ突破が決まらないなかで、森山佳郎監督もある種の賭けだったと認める大幅なスタメンの入れ替えを行なった。

 結果的に8-4というサッカーの代表戦ではなかなか無いスコアとなったが、なんとか首位突破を果たした日本。翌日は完全オフに。

 中2日のレギュレーションで、前日1回の練習で大一番に挑むのも1つリスクだが、6月下旬のタイという過酷な環境を考えると、2015年からこの年代を率いる森山監督としても、そうした決断をせざるを得なかったのだろう。

 森山監督はインド戦を振り返り、「特に前のほうのキャラクターは川村(楽人/東京V)の一発もそうだし、山口豪太(昌平高)も勝利を呼び込む(7点目の)シュートを打ってくれた」と語る。

 ベトナム戦の2得点に続く3点目を挙げた望月耕平(横浜ユース)や、得点は無かったが、前線を走り回って多くのゴールに絡んだ高岡伶颯(日章学園高)の活躍もあった。
 
 準々決勝は90分で決着がつかなければ、いきなりPK戦という怖いレギュレーションだが、仮に接戦で後半になった場合は、スタメンの選手に限らず、交代で入ってくる選手が重要になってくる。

 もちろん、リードして終盤を迎えた時のクロージングも緊張感をあおるものになるなかで、チームの総合力が問われることになりそうだ。

“06ジャパン”のエースも、世界行きを決める試合でのヒーローを狙っている。GS初戦のウズベキスタン戦、続くベトナム戦と2試合連続で得点を挙げたFW道脇豊(熊本)は「今、3点が得点トップだと思うので。2点を決めるだけで単独トップになりますし、オーストラリア戦では2点取りたい」と意気込む。

 特に高さを活かしたヘディングは、裏抜けに加えて磨いてきた武器でもあり、味方のクロスにゴール前で合わせるイメージはできているようだ。

 これまでの流れを見ると、右サイドバックは柴田翔太郎(川崎U-18)、左サイドバックはキャプテンの小杉啓太(湘南U-18)が担うだろう。彼らがタイミングよく攻め上がってのクロスはもちろん、ディフェンス登録ながらサイドハーフとして期待される吉永夢希(神村学園高)も鍵を握る。

 道脇と2トップのコンビを組むのが誰になるかは不明だが、インド戦で2得点と結果を出したFW名和田我空(神村学園高)の活躍は期待されるところ。また道脇とともにインド戦に出なかった佐藤龍之介(FC東京U-18)も2列目のどこで出るにしても、直接ゴールに絡む仕事で勝利に貢献してくれる期待は高い。

【動画】超乱打戦! 計12発! 日本対インドのハイライト

 一方で、対戦相手のオーストラリアもタレント力のあるチームで、特に身体能力抜群の左ウイングで、早くもA代表で期待されるイラクンダ、右ウイングから変幻自在のドリブルを仕掛けてくるベニー、絶対的な起点であるボランチのディ・ピシオは、歴代のオーストラリアでもなかなか見当たらなかったような特長がある。

 ディ・ピシオとのマッチアップが予想される山本丈偉(東京Vユース)は「その10番に自由にさせないこと。ボールが10番に渡る前にできることはたくさんあると思うし、10番が持ったところで、慌てずしっかりボール側から守る原則を慌てずにできれば」と語る。

 U-22日本代表の山本理仁(G大阪)の弟でもある山本。「やっぱり(道脇)豊はサイドに抜けたり、前でキープできるので。そこもしっかり頭に入れつつ、(佐藤)龍之介も使って、ボランチでボールを支配して、日本のペースに持っていけたらなと思います」と語るように、攻撃面でもチームに良い流れをもたらすビジョンを描いているようだ。
 
 チームをピッチでまとめる小杉は、左サイドでベニーを止める重要な役割も担う。マッチアップする相手について「相手を見て判断できる選手で、中にも縦にも行けて、パスも。全てにおいてかなり良いものを持ってるので、なるべく時間を相手に与えないように潰して、一人で無理であれば二人で挟んで取るとか。自由な時間を与えないことを意識したい」と語る。

 そうした局面の対応も一つひとつが結果につながりうるが、やはり最後は全員でチーム一丸になって、世界への切符を掴み取る意識を揃えることが大事になる。チームとしては準々決勝を突破したら終わりではなく、アジア王者になる目標を掲げているが、ここを抜けないことには世界が見えてこない。

 大会が終われば11月の本大会に向けて、自チームで成長し、アピールしていくことになるが、現在の“06ジャパン”でしっかりとW杯出場権を手にしたい。

取材・文●河治良幸

【試合情報】
U-17アジアカップ準々決勝
日本代表 vs.オーストラリア代表
日時:6月26日(月)19時キックオフ
解説:水沼貴史
実況:福田浩大
配信:DAZNにて独占ライブ配信

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