「少し深くポジションを取りすぎる」リバプールのクロップ監督、遠藤航の課題に言及も信頼揺るがず「すべてが上手くいくだろう」

「少し深くポジションを取りすぎる」リバプールのクロップ監督、遠藤航の課題に言及も信頼揺るがず「すべてが上手くいくだろう」

今夏にシュツットガルトからリバプールに加入した遠藤。(C)Getty Images



 リバプールのユルゲン・クロップ監督が、日本代表MF遠藤航の問題点を挙げた。現地時間9月3日、リバプール専門メディア『Anfield Watch』が伝えている。

 この夏にシュツットガルトからリバプールに加入した遠藤は、2節のボーンマス戦(3-1)で途中出場から新天地デビュー。2戦目となったニューカッスル戦(2-1)では、スタメンに抜擢された。3日に行なわれたアストン・ビラ戦(3-0)ではベンチスタートとなったものの、試合終盤からピッチに立ち、勝利に貢献している。

 同メディアによると、クロップ監督は「遠藤がチームに適応するには時間がかかる」と強調したうえで、リバプールで成功するために改善すべき点を挙げている。
【動画】アストン・ビラ戦、遠藤航のタッチ集!
 その1つはポジショニングで、以下のように述べた。

「我々は依然としてカウンタープレスのチームであり、ポゼッションに重点を置いている。つまり、特定の位置にいないといけない。彼は少し深くポジションを取りすぎるところが見られる。私はワタルと話し合っており、それについて対処するつもりだ。彼は改善することに熱心だ」

 また指揮官は、ボーンマス戦とニューカッスル戦では味方に退場者を出し、数的不利の状況でのプレーだったことを受け、「10人で2回プレーすることよりも難しいスタートを想像できるだろうか?」と慮る。

 そのうえで、遠藤がシーズン開幕後の加入だったことで、「彼にはプレシーズンがなかった。それが彼と他の2人の新加入選手(アレクシス・マカリステルとドミニク・ソボスライ)との大きな違いだ」と指摘した。

 もっとも、大きな不安はない。「彼にはトレーニングが必要なだけだ。(練習を重ねれば)すべてが上手くいくだろう」と語ったクロップ監督。遠藤がフィットするのは時間の問題と考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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