「遅刻は日常茶飯事」で「チームメイトと殴り合いの喧嘩」もする問題児が大一番でヒーローに! フルミネンセを南米王者に導いた逸材は、ジニス監督の薫陶を受けて変わった【現地発】

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AIざっくり要約

  • フルミネンセの若手FWジョン・ケネディがコパ・リベルタドーレス決勝の延長アディショナルタイムに決勝点を挙げチームを南米王者に導いた。
  • 問題児だったケネディは監督ジニスの指導で素行を改めて成長し、大一番でヒーローとなった。
  • 一方では未だ危ない一面も残しており、今後のプレーと振る舞いを注視していく必要がある。

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「遅刻は日常茶飯事」で「チームメイトと殴り合いの喧嘩」もする問題児が大一番でヒーローに! フルミネンセを南米王者に導いた逸材は、ジニス監督の薫陶を受けて変わった【現地発】

コパ・リベルタドーレス決勝で値千金のゴールを決めたケネディ。ポテンシャルは特大だ。(C)REUTERS/AFLO



 世界中の大多数の人にとって『ジョン・ケネディ』とは、「1960年代初めに若くしてアメリカ大統領に就任し、キューバ危機を回避するなど多くの功績を上げたが、パレード中に暗殺された悲運の政治家」という認識だろう。
 
 しかし、ブラジルの名門フルミネンセのサポーターは違う。真っ先に思い浮かぶのは、「クラブに初の南米王者のタイトルをもたらした若きヒーロー」だ。
 
 11月4日夜、約7万人の観衆で埋め尽くされたリオのマラカナン・スタジアムで行なわれたコパ・リベルタドーレス決勝において、フルミネンセはアルゼンチンの強豪ボカ・ジュニオルスを2-1のスコアで破り、南米王者に輝いた。
 
 決勝点が生まれたのは、1-1で迎えた延長前半9分。敵陣左サイドのハーフスペースで浮き球の縦パスが入る。ウイングのケノが頭で落としたボールを、後方から猛然と走り込んだ21歳のアタッカーが右足で強烈に叩き込んだ。その男こそ、ジョン・ケネディだ。
 
 ただし、ゴール直後の行動が余計だった。サポーターが待つ自陣ゴール裏めがけて走り出し、スポンサー看板を越えてスタンド最前列のファンとゴールを祝ったセレブレーションは、さすがに行き過ぎだった。興奮するケネディを呼びつけた主審は、「ああいうことはしてはいけない」というジェスチャーを示した後、イエローカードを提示。89分にもラフプレーで警告を受けていたので、これで退場だ。

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 延長後半を含めれば残りは20分。まだまだ何があっても不思議はない時間帯だ。ところが、延長前半の終了間際にボカのフランク・ファブラがいざこざのなかでフルミネンセの選手の顔を殴って一発退場。数的不利の状況からすぐに脱することができたのは幸いだった。
 
 ゴール後の振る舞いからも想像できるように、ケネディは問題児の宝庫ブラジルでも指折りの問題児だ。クラブのアカデミー育ちだが、練習遅刻は日常茶飯事。チームメイトと殴り合いの喧嘩をして練習参加を禁じられたこともある。
 
 そんなトラブルメーカーを救ったのが、フルミネンセのフェルナンド・ジニス監督だ。
 
「君は傑出した才能の持ち主だ。素行を改めて地道に練習を積み重ねれば、間違いなく偉大な選手になる」
 
 そう諭し続けた。ジニスの薫陶を受けて、この若者は大きく変わった。
 
 もっとも、コパ・リベルタドーレス決勝でもいわば「ジキルとハイド」を演じており、まだまだ危なっかしい。今後の彼のプレーと素行の両方を見守りたい。
 
文●沢田啓明
 
【著者プロフィール】
1986年にブラジル・サンパウロへ移り住み、以後、ブラジルと南米のフットボールを追い続けている。日本のフットボール専門誌、スポーツ紙、一般紙、ウェブサイトなどに寄稿しており、著書に『マラカナンの悲劇』、『情熱のブラジルサッカー』などがある。1955年、山口県出身。

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