【京都|新体制】李、森脇、P・ウタカ、J・バイス? 大型補強の京都が新体制を発表。新強化部長が補強の裏側も明かす

【京都|新体制】李、森脇、P・ウタカ、J・バイス? 大型補強の京都が新体制を発表。新強化部長が補強の裏側も明かす

新体制会見を行った京都。下段左から飯田貴敬、荒木大吾、森脇良太、實好礼忠監督、李忠成、野田隆之介、ヨルディ・バイス。上段左から川崎颯太、山田楓喜、中川風希、曽根田穣、太田岳志|写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)



 1月7日、京都サンガF.C.の新加入選手・新体制発表記者会見が行なわれた。

 京都は昨季、首位に立つ時期がありながら、後半戦で失速。8位に終わり、J1参入プレーオフ進出を逃した。オフは両ウイングで攻撃を牽引した仙頭啓矢(→横浜)と小屋松知哉(→鳥栖)がJ1へとステップアップし、チームトップの17ゴールを挙げたCF一美和成もG大阪からの期限付き移籍が終了(その後、横浜FCへ期限付き移籍)。3トップが揃って退団。さらに元日本代表の闘将・田中マルクス闘莉王も現役生活に終止符を打った。来季はその穴を埋め、J1昇格を掴み取るべく、期限付き移籍からの復帰組を含めて16名の選手がチームに加わる。

 会見は3部構成で第1部は新加入選手の紹介と質疑応答が行なわれた。まだ来日していないピーター・ウタカと、開催中の全国高校サッカー選手権大会で帝京長岡高の主将としてベスト4へ勝ち進んでいる谷内田哲平は欠席。11人の新加入選手とコーチから昇格した實好新監督が登壇した。
 
 まず實好監督は「控え室から活気があって、チームになっていた。(補強の満足度は)100%です。個性のある選手が多いので、その個性を存分に発揮して欲しい」と期待を込めた。

 横浜から加入した元日本代表の李忠成は「京都という素晴らしい街を、京セラや任天堂といったスポンサーがしっかりしているサンガで、サッカーを通じて盛り上げたい。このチームはJ1にいないといけないクラブです」と意気込み。さらに「京都という世界に誇れる街のサッカーチームはここしかないと思っていますし、Jリーグやアジアを代表するチームにならなきゃいけない。立地というのはお金では買えない、何物にも代えがたいものです。『サンガが大きくなる』その第一歩に今まで積んできたキャリアや経験を還元する。そんな魂の燃やし方ができればいいなと思います」と熱く語った。

 昨季、浦和でプレーしていた元日本代表の森脇良太は「最初に声を掛けてくれたのが京都で、『あなたのすべてをチームに還元してほしい』と言われました。素晴らしい選手たちが加入しましたが、名前や実績だけで昇格できるとは思っていません。ピッチ上で感謝の思いを持って、全力で頑張りたい」と決意を述べた。

 

 昨季、徳島でプレーしていたヨルディ・バイス(保有元は長崎)はプレーの特徴について聞かれ、「徳島ではチームで2番目に多い7得点を挙げました。DFでありがなら点が取れるのは自分の持ち味ですし、緊急時はFWで使ってもらっても構いませんよ、監督」とアピール。

 甲府から加入した曽根田穣は「ゴールにつながるプレーやアイデアを、昨季は僕のキャリアの中ではもっとも出せた。それを京都の選手としてもっと高めて、ゴールに絡みたい」と意欲を見せた。さらに昨季、J1優勝を果たした横浜から加わった中川風希は「ゴール前のアイデアは他の人とは違うものを持っていると思うので、たくさん出してゴールやアシストに多く絡みたい」と自信を漲らせた。

 第2部は伊藤雅章社長と、新たに就任した山道守彦強化部長が登壇。伊藤社長は経営戦略について「競争力のあるチーム水準を定めていき、そのためのチーム人件費を確保する。新加入選手たちを見ていただいて、その水準が上がっていると感じていただければ」と説明。
 
 山道強化部長は「選手の特徴に加えて、ユニットとしての組み合わせによる効果を考えました。(共に甲府から加入する)ウタカ選手と曽根田選手はコンビネーションが非常に良いし、荒木選手や中川選手もトライアングルの関係からの突破ができるのでは。監督とも話をして、そういう相乗効果はポイントにしてメンバー構成しました」と強化方針を展開した。

 最後に第3部では新ユニホームが披露され、今季もPUMAのオーダーシステムから、2020年に発売される"DISRUPTIVE STRIPE"モデルをベースとしたデザインとなったことが発表されている。

 なお、藤本淳吾はG大阪からの期限付き移籍期間の満了により退団が決定。服部航平は興味を示すクラブがあり現在交渉中だ。チームは1月8日の午後から始動。23日から沖縄キャンプを実施し、2月9日に今季から使用する新スタジアム「サンガスタジアム by KYOCERA」のこけら落としのプレシーズンマッチをセレッソ大阪と行なう。

取材・文●雨堤俊祐(サッカーライター)

 


■2020年メンバーリスト ★新加入

GK
1 加藤順大
21 清水圭介
26 太田岳志★(←富山)
34 若原智哉

DF
2 飯田貴敬★(←清水)
3 宮城雅史
5 黒木恭平
6 本多勇喜
16 安藤 淳
19 麻田将吾★(←讃岐※レンタル復帰)
23 ヨルディ・バイス★(←徳島※保有元は長崎)
25 上夷克典
28 冨田康平
30 石櫃洋祐
35 江川慶城★(←ロンドリーナEC[ブラジル]※レンタル復帰)
46 森脇良太★(←浦和)

MF
7 レナン・モッタ
8 荒木大吾★(←磐田)
10 庄司悦大
11 曽根田穣★(←甲府)
14 中川風希★(←横浜)
17 ジュニーニョ
22 谷内田哲平★(←帝京長岡高)
24 川崎颯太★(←京都U−18)
27 山田楓喜★(←京都U−18)
29 中野克哉
31 福岡慎平
32 上月壮一郎
36 荻野広大★(←ロンドリーナEC[ブラジル]※レンタル復帰)
41 金久保順

FW
9 ピーター・ウタカ★(←甲府)
13 宮吉拓実
18 野田隆之介★(←湘南)
20 李 忠成★(←横浜)

関連記事(外部サイト)