「我々には大惨事だ」「報酬を払うのはクラブなのに…」クロップがアフリカ・ネーションズカップの開催時期変更に嘆き

「我々には大惨事だ」「報酬を払うのはクラブなのに…」クロップがアフリカ・ネーションズカップの開催時期変更に嘆き

チームの戦力に小さくない影響を及ぼす決定にクロップが嘆き節を展開した。 (C) Getty Images



 アフリカの頂点を競うネーションズカップは、2021年大会から夏に移行していたものが、再び1月開催に戻る。この一方は、少なくない欧州クラブを動揺させただろう。というのも、シーズン半ばに主力を失うからだ。

 その筆頭と目されているのが、欧州王者のリバプールだ。エジプト代表のモハメド・サラー、セネガル代表のサディオ・マネと、チームの看板である前線トリオのうち2人を失うことになる。

 アメリカのスポーツ専門メディア『ESPN』によると、リバプールのユルゲン・クロップ監督は、1月17日に開かれた会見で、「私はこれ以上ないほど(大会を)リスペクトしている。だが、シーズン中の開催は明らかに問題だ」と述べた。

「我々にとっては、大惨事だよ。もしも、我々が行かせられないと言えば、その選手は処分される。だが、どうして選手の報酬を払うクラブが決められないんだ? 選手が負傷して、クラブでプレーできないと言っても、アフリカに送って彼らが見られるようにしなければいけない」

 さらにクロップは、「誰も耳を貸さないだろう。『リバプールがまた文句を言っている』と言うんだ。まったく時間の無駄だよ。でも、何も変わらない限り、私は言い続ける。大切なのは選手だ」と続けた。

「(介入すべき)FIFAが関わっていないようだね。不思議な状況だよ。試合数が減るのを我々が望むと、彼らは金が失われると言う。わたしは、私にはその用意があると言うよ」

 何よりもチーム、そして選手を想うクロップは、「こういう大会を戦うのは選手で、彼らには休みがない。ハリー・ケインのことをすごく思うよ。試合数が多すぎるせいで彼はおそらくEUROを欠場する。簡単じゃない」と話す。

「誰も選手の健康を考えないんだ。解決するためには、権限を持つ組織が集まる必要があるんだよ。誰も話をしない。(ネーションズカップのために)ナビ・ケイタやマネを売ることはない。だが、次に誰か獲得するとしたら、それを決めるうえで影響するだろうね」

 常に付きまとう過密日程の問題は、なかなか解決の糸口が見えない。だが、クロップが言うように、選手の健康が大切なのは確かだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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