「いま勝利すべきはウイルスとの闘いのみ」EURO延期の決断に、レーブ、デシャン、マンチーニら各国代表監督が見解を発表!

「いま勝利すべきはウイルスとの闘いのみ」EURO延期の決断に、レーブ、デシャン、マンチーニら各国代表監督が見解を発表!

EURO延期に関してコメントを発表したレーブ(中央)とデシャン(右)。左はポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督。 (C)Getty Images



 UEFA(欧州サッカー連盟)は現地時間3月17日、新型コロナウイルスの感染拡大により、今夏に予定されていたEURO(欧州選手権)の開催を1年延期すると発表した。

 中国の武漢を発端にアジア、そして世界中へ広がっている新型コロナウイルスの感染は、現在ヨーロッパで急速に広まっている。いわゆる欧州5大リーグなど多くのリーグ戦が休止し、チャンピオンズ・リーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)などのカップ戦も中断されている状態だ。いずれも再開の見通しは立っていない。

 UEFA会長のアレクサンデル・チェフリン会長は、「今シーズンの各国リーグを終了させるためにも、(EURO延期は)必要な措置だった。選手や関係者らの安全を最優先しての決断だ」と説明している。

 この決定を受けて、出場が決まっている各国代表の監督も、連盟等などを通じてコメントを発表した。

 まず、ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督は「命が最も大切にされるべきで、延期決定を100%支持する。今の状況での延期措置は避けられなかったと思う」とUEFAの決断に理解を示した。

 フランス代表のディディエ・デシャン監督も、「賢い決断だ」とし、コメントをしている。

「我々にとって最優先すべきことは、(フィールドではなく)ほかの場所にある。いま苦しんでいる人々と、これから苦しむ可能性のある人々のことをきちんと考えよう。責任ある市民である感覚を持つことが大切だ。これから勝利すべき唯一の戦いは、コロナウイルスとの闘いのみである。これまで以上に連係し、厳格にルールを守り、規律ある自分を示すときだ。自宅にいて自分を守ることが、他人を守ることにも繋がるのだから」

 また、ヨーロッパで最も深刻な状況に陥っているイタリア代表のロベルト・マンチーニ監督は、「フットボールで人を失うようなことは、あってはならない」と語っている。

「重要なのは人々の健康を守ることだ。そして試合を中断すること。多くの国の人々や選手の健康を考慮しなければならない。UEFAの決断で延期されようとも、我々の目標は優勝であり、来年も欧州制覇に向けて努力していくことができる。そして、この緊急事態ができるだけ早く終了することを願っている」

 なお、UEFAは現在中断されている各国リーグ戦とCL、ELを可能な限り6月30日までに終える方針を発表している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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