「サッカーに関係のない人たちが僕らのお金を…」ニューカッスルのイングランド代表DF、プレミア選手への減給要請に疑問!

「サッカーに関係のない人たちが僕らのお金を…」ニューカッスルのイングランド代表DF、プレミア選手への減給要請に疑問!

内情を知らないものからの一方的な指摘に懐疑的な声を上げたのは、イングランド代表DFのローズだ。 (C) Getty Images



 新型コロナウイルスの感染拡大でシーズンが中断を余儀なくされてから、常に議論されているのが選手たちのサラリーカット問題だ。一部のクラブが選手と合意した一方で、各国リーグは選手協会との交渉を続けている。

 特に大金を稼ぐ一流選手には「カットすべき」との声も少なくない。もちろん、減収で余裕のある選手もいれば、そうでない選手もいる。そして、サラリーカットが税収減につながり、ひいてはウイルスとの闘いに影響しかねないとの見方もあるようだ。英公共放送『BBC』が報じた。

 先日、マットハンコック保健大臣がサッカー選手のサラリーカットに言及したイギリスでは、プレミアリーグが選手サイドに30パーセントの減給を要請した。だが、プロサッカー選手協会(PFA)は、5億ポンド(約700億円)のサラリーカットが2億ポンド(約280億円)以上の税収減につながると指摘した。

 PFAは選手たちが「経済的な大きな貢献をする上で各々の役割を果たす」としたうえで、声明で「この政府の収入損失は、NHS(国民保健サービス)にどんな影響を及ぼすだろうか?」と疑問を呈している。
 
 トッテナムからニューカッスルにレンタル移籍中のダニー・ローズは、『BBC』で「自分のことしか言えないけど、僕はどんなかたちでも、最前線で闘う人たちや影響を受けた人たちのためにサラリーカットすることに問題はない」と、減給に応じる姿勢を強調した。

 そのうえで、ローズは「僕たちは追い詰められているように感じる。サッカー界以外の人がコメントする前に話し合っていた」と述べている。

「僕は電話でジョーダン・ヘンダーソンと話したけど、彼は何かしようとハードワークしている。サッカー界に関係のない人間がサッカー選手に自分のお金をどうすべきか言う必要はない。とてもおかしなことだと思う」

 緊急事態とはいえ、デリケートな問題だけに、軽々に決めることはできない。すべての人が納得する結論を出すのは難しいだろう。できる限り最善のかたちで決着するのを祈るばかりだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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