批判していた伝説戦士も感謝! リバプールが一時帰休撤回。それでもクラブが強調した「大きな懸念」とは?

批判していた伝説戦士も感謝! リバプールが一時帰休撤回。それでもクラブが強調した「大きな懸念」とは?

プレミアリーグのトップをひた走るリバプールが国内で非難を浴びてしまっている。 (C) Getty Images



 大きな批判を浴びたリバプールが方針を転換した。

 新型コロナウイルスの感染拡大でプレミアリーグが中断し、経済的な損失が大きくなる中で、リバプールは先日、一部スタッフの一時帰休を発表した。政府の雇用維持制度で給与の8割をカバーし、残りの2割をクラブが保証するというものだ。

 ニューカッスルやトッテナム、ボーンマス、ノーリッジと、プレミアリーグのほかのクラブも一時帰休を発表したが、昨年多額の利益を出したリバプールのこの決定は批判を集めた。

 これにOBのジェイミー・キャラガーも反応。選手たちがサラリーカット問題に向かい、ユルゲン・クロップ監督がすべての人に対する思いやりを示したなかで、クラブが一時帰休を決めたのは、「敬意と善意が失われた。酷いクラブだ」と批判した。さらにスタン・コリーモア氏も「不愉快」と非難した。

 多方面からの批判を受け、リバプールは6日にピーター・ムーアCEOからの声明を発表。「先週の一時帰休の発表は間違った結論を出してしまったと考え、そのことを本当に申し訳なく思っている」と謝罪した。
 

 さらにムーアCEOは、「この前例ない期間において収入減や解雇から全従業員をできるだけ保護するのが我々の意図であり、それは今も変わらない」と、スタッフの職を確保する考えを強調している。

 この声明を受け、キャラガーは、「よくやった。最初は大きな間違いをしたが、今は正したことを感謝」と、一時帰休を撤回したクラブに賛辞を寄せた。

 しかし、コロナ危機がクラブ経営に大きな影を落とすのは避けられない。ムーアCEOも「社会のあらゆる部門と同じく、我々の現在と未来に関しても大きな不安と懸念がある」と強調している。

 クラブとして生き残る道を模索しているのは、どのクラブも同じだ。未曾有の事態を生んだコロナ危機は、サッカー界にどれだけのダメージを与えるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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