インテルの1位は“偉大なカピターノ”以外にありえない! 現地番記者が選ぶ「過去20年のインテル・レジェンドTOP10」

インテルの1位は“偉大なカピターノ”以外にありえない! 現地番記者が選ぶ「過去20年のインテル・レジェンドTOP10」

2000年代以降、インテルに貢献した選手をランキング化した。(C)Getty Images



 欧州ビッグクラブでいわゆる“レジェンド”と呼ばれるプレーヤーを、「2000年以降のチームの勝利や発展、タイトルの獲得、クオリティーアップにどれだけ大きく貢献したか」という基準で、現地記者に格付けしてもらった。

 現地ジャーナリストのクラウディオ・デ・カルリ記者が選出したインテルのレジェンドTOP10は――。

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 右肩上がりの2000年代の頂点は、モウリーニョの下で3冠を達成した2009−10シーズン。その後の低空飛行を経て、盛り返し始めたのが直近の3シーズンと言えるだろう。

 この期間、最もチームに貢献した選手を挙げるなら、サネッティ以外にありえない。1995年に22歳で加入してから、数多くの浮き沈みをインテリスタと分かち合ってきた。どんな時でも頼りになった“偉大なカピターノ”は、副会長として今もクラブを支え続けている。

 サネッティと10年間を共にし、ピッチ上でもロッカールームでも中核となっていたカンビアッソの2位にも異論はないはずだ。3位は3冠に大きく貢献したスナイデル。モウリーニョが組み立てていたパズルの最後のワンピースとして、決定的なクオリティーをもたらした。
 
 その存在がチームのレベルアップに貢献したという点では、2000年代後半に世界トップクラスの右SBだったマイコンも外せない。5位のイブラヒモビッチは、3シーズンの在籍で3度のスクデットを獲得。絶対的エースとして君臨した。

 そのイブラヒモビッチと入れ替わりで加入し、3冠達成の原動力となったミリートの存在も大きかった。マンチーニが指揮を執った2000年代中期の黄金期に、中盤を支えたスタンコビッチも総合的な貢献度では引けを取らない。

 2000年代の守護神といえば、J・セーザルとハンダノビッチ。陽気なビッグセーバーと寡黙で実直な堅実型と個性は異なるものの、ともに最後の一線でゴールを守り続けてきた。選手の出入りが激しい中、ハンダノビッチと並んで2010年代を代表する選手を挙げるなら、良くも悪くも話題を振りまいたイカルディか。毀誉褒貶に晒されながらも、ゴールだけはきっちり決めていた。
 

 以下は、インテル在籍期間中の公式戦の通算成績と貢献度ランキングだ。

1位:ハビエル・サネッティ(元アルゼンチン代表DF)
所属期間:1995年7月〜2014年6月
公式戦通算成績:860試合・21得点・16アシスト
◎最多出場記録保持者
◎10年以上在籍

2位:エステバン・カンビアッソ(元アルゼンチン代表MF)
所属期間:2004年7月〜2014年8月
公式戦通算成績:431試合・51得点・34アシスト
◎10年以上在籍

3位:ヴェスレイ・スナイデル(元オランダ代表MF)
所属期間:2009年8月〜2013年1月
公式戦通算成績:116試合・22得点・35アシスト

4位:マイコン(元ブラジル代表DF)
所属期間:2006年7月〜2012年8月
公式戦通算成績:249試合・20得点・50アシスト

5位:ズラタン・イブラヒモビッチ(元スウェーデン代表FW/現ミラン)
所属期間:2006年8月〜2009年7月
公式戦通算成績:117試合・66得点・29アシスト

6位:デヤン・スタンコビッチ(元セルビア代表MF)
所属期間:2004年1月〜2013年6月
公式戦通算成績:326試合・42得点・50アシスト
 
7位:ディエゴ・ミリート(元アルゼンチン代表FW)
所属期間:2009年7月〜2014年6月
公式戦通算成績:171試合・75得点・29アシスト
 
8位:ジュリオ・セーザル(元ブラジル代表GK)
所属期間:2005年6月〜2012年8月
公式戦通算成績:300試合・274失点・クリーンシート128回
 
9位:サミル・ハンダノビッチ(元スロベニア代表GK)
所属期間:2012年7月〜
公式戦通算成績:324試合・348失点・クリーンシート114回
 
10位:マウロ・イカルディ(アルゼンチン代表FW/現パリSG)
所属期間:2013年7月〜2019年9月
公式戦通算成績:219試合・124得点・28アシスト
 
文:クラウディオ・デ・カルリ(現地ジャーナリスト)
翻訳:片野道郎
 
【著者プロフィール】
ミラノの日刊紙『イル・ジョルナーレ』でインテル番を長年務め、現在はフリーランスとして活躍。粘り強い取材から引き出したスクープが多く、番記者の間でも一目置かれる存在だ。時にはミランも取材しているが、本人は生粋のインテリスタ。1958年生まれ。
 
※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年4月16日号より転載
 

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