イニエスタが英紙インタビューでJ再開に「難しい」と持論! 気になる去就については「ずっとバルサに戻りたいと…」

イニエスタが英紙インタビューでJ再開に「難しい」と持論! 気になる去就については「ずっとバルサに戻りたいと…」

神戸の天皇杯制覇に貢献したイニエスタは、日本の現状について語った。 (C) Getty Images



 ヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表MFのアンドレス・イニエスタが、英紙『Guardian』のインタビューで、新型コロナウイルスやシーズンの再開に言及した。

 まず、イニエスタは日々深刻化している新型コロナウイルスの影響における日本の状況について、「コントロールされているようだ」と述べた。

「ウイルスが始まってから、休校になって、イベントが中止になった。マスク着用や衛生対策などはここでは普通で、それが感染拡大を減らすのに役立った。今はただ、家にいて、できるだけ外出せずに、待っているところだ。子どもたちはオンライン学習をしている。危険なウイルスがあると分かっているよ」

 一方で、イニエスタは「実際にここで起きていることよりも、スペインに関して見たり読んだりすることにより影響されているかもしれない」と、母国の状況に不安を覚えることは否めないと話している。

「ここでは散歩に行くことができる。でも、しない時もあるんだ。スペインに影響されて『これは正しいことなのか』と考えるんだよ。困惑しかねないね」

 今後のことは、まだだれにも分からない。ゆえにイニエスタも、「特にこのウイルスは予測できない。いつ普通の生活に戻れるのか、家を出られるのか、互いにハグできるんだろうか?」と続けている。

「ほかのウイルスやインフルエンザみたいに、気候が良くなったらウイルスが減るのかも、ワクチンが見つかるかも分からない。すべてがはっきりしていない」
 

 さらに「試合や満員のスタジアムの写真を見るたびに、またサッカーをしたいとの強い思いを感じる」とサッカーへの飢えを見せたイニエスタは、「東京五輪が鍵となる瞬間だった」と述べた。

「彼らは五輪開催のために全力を尽くした。延期が決まったら、リーグが5月9日まで再開しないと決めた。だから、理論上はそこが再開のタイミングとなる。明確なターゲットがないのはきつい。再開はあの日なのか、この日なのか、と考えて、でもまた止まってしまうという時があった」

 しかし、元スペイン代表MFは、「大げさにしたくないが、完遂は本当に難しくなると見ることができる」と、今シーズンに関しては悲観的な見解を示している。

「一変して、すべてが大幅に良いほうへと変わることを願っている。でも今は、再開は難しいと思う。あらゆるレベルで、中短期的にウイルスは社会的・経済的影響を及ぼすだろう。サッカーは社会の一部だ。そこから逃げられない。

 人として、公に見られる者として、正しいことをする責任を感じる。これは影響していくだろう。『コロナ前後』で違ってくるはずだ。ひどい状況の中で最善を尽くさなければならない」

 来る5月11日に36歳となるイニエスタ。それだけに今後のキャリアに関する報道は後を絶たないが、スペイン・サッカー界の至宝は、「プレーできないこの時間は、さらに長く続けるエネルギーを与えてくれるだろう」と、今回の危機でハングリーさを増しているようだ。

 その一方で、引退後については「バルセロナに戻りたいとずっと言ってきた」と話している。

「すべては、どのように、どんな役割で、どんな状況か、クラブにだれがいるのか次第だ。ただ、バルサで経験し、感じたすべてから、戻りたいと思っている」
 
 今年1月に指揮官として“復帰”する可能性があった盟友シャビ・エルナンデスは、将来的なバルサ監督就任が有力視されている。彼に呼ばれたら、イニエスタもついていくのか――。彼はこう語っている。

「指導するかは分からない。シャビは4歳上だしね。引退する時に彼がどこにいるかも分からない。決まり文句としては、とても良いことだけどね」

 日本のファンは、その時が訪れるまで少しでもイニエスタのプレーを見ていたいと望んでいる。だからこそ、早くサッカーを楽しめる日々が戻るのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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