インモービレらスクデットを争う現所属選手が6人選出! 現地ジャーナリストが選ぶ「過去20年のラツィオ・レジェンドTOP10」

インモービレらスクデットを争う現所属選手が6人選出! 現地ジャーナリストが選ぶ「過去20年のラツィオ・レジェンドTOP10」

2000年代以降、ラツィオに貢献した選手をランキング化。(C)Alberto LINGRIA,Getty Images



 欧州ビッグクラブでいわゆる“レジェンド”と呼ばれるプレーヤーを、「2000年以降のチームの勝利や発展、タイトルの獲得、クオリティーアップにどれだけ大きく貢献したか」という基準で、現地記者に格付けしてもらった。

 現地ジャーナリストの片野道郎氏が選出したラツィオのレジェンドTOP10は――。

―――◆―――◆―――

 まずはチームの礎石となってきた2人の東欧人を挙げないわけにはいかない。無尽蔵の運動量と献身的なプレーで左サイドを支え、今はキャプテンとしてチームを引っ張るルリッチ、そしてその背後で寡黙に仕事をこなす13年目のラドゥだ。S・インザーギ監督の下、インテルをスクデット争いから蹴落とし、ユベントスに一騎打ちを挑む現陣容で、彼らの存在感は非常に大きい。

 また、ゴールを量産中のインモービレ、テクニックと戦術センスを駆使してワンプレーで局面を打開するL・アルベルト、圧倒的な高さと強さで相手を蹂躙するミリンコビッチ=サビッチのクオリティーは、過去20年間の中でも際立っている。
 
 銀行管理下に置かれて破産寸前だったクラブを買い取ったロティート会長が、時間をかけて再建に取り組んだ時代を象徴するのが、マウリとロッキだ。

 絶対的な能力はイタリア代表に届くかどうかというレベルに留まっていたが、マウリはその左足からのトリッキーなラストパスやシュートで、ロッキは卓越したオフ・ザ・ボールの動きと得点感覚で、EL出場権を争うのがやっとというチームの屋台骨を支えた。

 その時代の中盤の柱として、攻守両局面で貢献を果たし続けたレデスマも忘れるわけにはいかない。現在のチームで、それと似たような立場にあるリーダーがパローロだ。最後に、2000年代に入ってからも99−00にスクデットを勝ち取ったメンバーの「残党」として、チームを支えたネグロの名前も挙げておきたい。
 

 以下は、ラツィオ在籍期間中の公式戦の通算成績と貢献度ランキングだ。

1位:セナド・ルリッチ(元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MF)
所属期間:2011年7月〜
公式戦通算成績:351試合・34得点・50アシスト
◎現所属選手

2位:ステーファノ・マウリ(元イタリア代表MF)
所属期間:2006年1月〜2016年6月
公式戦通算成績:303試合・47得点・41アシスト

3位:トンマーゾ・ロッキ(元イタリア代表FW)
所属期間:2004年7月〜2013年1月
公式戦通算成績:292試合・105得点・32アシスト

4位:チーロ・インモービレ(イタリア代表FW)
所属期間:2016年7月〜
公式戦通算成績:167試合・116得点・32アシスト
◎現所属選手

5位:ルイス・アルベルト(スペイン代表MF)
所属期間:2016年8月〜
公式戦通算成績:124試合・24得点・40アシスト
◎現所属選手

6位:セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(セルビア代表MF)
所属期間:2015年8月〜
公式戦通算成績:194試合・36得点・26アシスト
◎現所属選手

7位:クリスティアン・レデスマ(元イタリア代表MF)
所属期間:2006年7月〜2015年9月
公式戦通算成績:318試合・14得点・41アシスト

8位:シュテファン・ラドゥ(元ルーマニア代表DF)
所属期間:2008年1月〜
公式戦通算成績:372試合・8得点・18アシスト
◎現所属選手

9位:マルコ・パローロ(イタリア代表MF)
所属期間:2014年7月〜
公式戦通算成績:228試合・35得点・16アシスト
◎現所属選手

10位:パオロ・ネグロ(元イタリア代表DF)
所属期間:1993年7月〜2005年7月
公式戦通算成績:378試合・24得点・0アシスト

文:片野道郎(現地ジャーナリスト、翻訳家)

【著者プロフィール】
1995年からイタリア北部のアレッサンドリアに在住。翻訳業のかたわら、ジャーナリストとして精力的に活動中だ。カルチョを文化として捉え、その営みを巡ってのフィールドワークを継続発展させている。62年生まれ、仙台市出身。

※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年4月16日号より転載

関連記事(外部サイト)