文句なしの1位は規格外の得点力を誇ったMF! 現地番記者が選ぶ「過去20年のチェルシー・レジェンドTOP10」

文句なしの1位は規格外の得点力を誇ったMF! 現地番記者が選ぶ「過去20年のチェルシー・レジェンドTOP10」

アブラモビッチ時代の主力が大半の中でゾーラ(左下)の存在が際立つ。(C) Getty Images



 欧州ビッグクラブでいわゆる“レジェンド”と呼ばれるプレーヤーを、「2000年以降のチームの勝利や発展、タイトルの獲得、クオリティーアップにどれだけ大きく貢献したか」という基準で、現地記者に格付けしてもらった。

 スポーツサイト『ジ・アスレティック』のドミニク・ファイフィールド記者が選出したチェルシーのレジェンドTOP10は――。

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 アブラモビッチがオーナーに就任した03年以降の主力が、やはり貢献度トップ10の大半。1位は文句なしでランパードだ。どんな指揮官からも絶大な信頼を集め、在籍13年間で歴代最多の211ゴールとMFとしては規格外の決定力を見せた。昨夏からはご存知の通り監督としてチームを率いている。

 次点は力強いポストプレー&フィニッシュで前線を支えたドログバ。12年のCL決勝では、後半終了間際に起死回生の同点ゴールを挙げ、PK戦でもラストキッカーとしての仕事をきっちり果たすなど、クラブ史上初のビッグイヤー獲得の立役者となった。

 3位のゾーラは、今回唯一のアブラモビッチ時代以前の小兵ファンタジスタ。美しい足技でサポーターを魅了し、クラブの価値を大きく高めた。

 僅差で4位としたのが、下部組織出身のテリーだ。堅実かつ闘志溢れる守備で最終ラインを支え、13年間に渡って主将も担い多国籍軍団をまとめた。退団から約3年の時が経った今でも、本拠地スタンフォード・ブリッジには「JTキャプテン、リーダー、レジェンド」の横断幕が掲げられるほどの存在だ。
 
 5位のアザールは2010年代で最強のエースだ。鋭いドリブルを武器に
プレミアやELにおけるタイトル獲得の立役者となった。6位のチェフはクリーンシートがクラブ史上最多の228回と抜群の安定感を誇った。

 7位のマケレレは、粘着質なディフェンスで中盤を支えたモウリーニョ第1次政権の「影のMVP」だ。豊富な経験を元にCB&キャプテンとしてのイロハをテリーに叩き込んだ功労者が、8位のデサイーだった。

 9位のA・コールと10位のイバノビッチは、長らく両SBに君臨。前者は攻撃力、後者は守備力が傑出していた。

 以下は、チェルシー在籍期間中の公式戦の通算戦績と貢献度ランキングだ。

1位:フランク・ランパード(元イングランド代表MF)
所属期間:2001年7月〜2014年6月
公式戦通算成績:648試合・211得点・150アシスト
◎クラブ最多得点記録保持者
◎10年以上在籍

2位:ディディエ・ドログバ(元コートジボワール代表FW)
所属期間:2004年7月〜2012年6月、2014年7月〜2015年6月
公式戦通算成績:381試合・164得点・86アシスト

3位:ジャンフランコ・ゾーラ(元イタリア代表FW)
所属期間:1996年11月〜2003年6月
公式戦通算成績:299試合・74得点・20アシスト

4位:ジョン・テリー(元イングランド代表DF)
所属期間:1999年7月〜2000年3月、2000年6月〜2017年6月
公式戦通算成績:717試合・66得点・29アシスト
◎10年以上在籍

5位:エデン・アザール(ベルギー代表FW)
所属期間:2012年7月〜2019年6月
公式戦通算成績:352試合・110得点・92アシスト

6位:ペトル・チェフ(元チェコ代表GK)
所属期間:2004年7月〜2015年6月
公式戦通算成績:494試合・393失点・クリーンシート228回
◎10年以上在籍

7位:クロード・マケレレ(元フランス代表MF)
所属期間:2003年8月〜2008年7月
公式戦通算成績:217試合・2得点・6アシスト

8位:マルセル・デサイー(元フランス代表DF)
所属期間:1998年7月〜2004年7月
公式戦通算成績:216試合・7得点・2アシスト

9位:アシュリー・コール(元イングランド代表DF)
所属期間:2006年8月〜2014年6月
公式戦通算成績:338試合・7得点・38アシスト

10位:ブラニスラフ・イバノビッチ(セルビア代表)
所属期間:2008年1月〜2017年1月
公式戦通算成績:377試合・34得点・34アシスト

文:ドミニク・ファイフィールド(ジ・アスレティック記者)
翻訳:田嶋コウスケ

【著者プロフィール】
ドミニク・ファイフィールド(ジ・アスレティック記者)
高級紙『ガーディアン』とその日曜版『オブザーバー』の記者としてロンドン首都圏を担当し、主にチェルシーを追いかける。20年以上に及んだ両紙でのキャリアに終止符を打ち、現在は新興スポーツサイトの『ジ・アスレティック』で活躍中。

※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年4月16日号より転載

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