文句なしの1位メッシに続くのはシャビかイニエスタか? 現地番記者が選ぶ「過去20年のバルサ・レジェンドTOP10」

文句なしの1位メッシに続くのはシャビかイニエスタか? 現地番記者が選ぶ「過去20年のバルサ・レジェンドTOP10」

2000年以降にバルサを率いたあらゆる監督の下でエースの座に君臨しつづけるメッシが文句なしの1位に。(C)Getty Images



 欧州ビッグクラブでいわゆる“レジェンド”と呼ばれるプレーヤーを、「2000年以降のチームの勝利や発展、タイトルの獲得、クオリティーアップにどれだけ大きく貢献したか」という基準で、現地記者に格付けしてもらった。

 スペイン紙『AS』のファン・ヒメネス記者が選出したバルセロナのレジェンドTOP10は――。

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 黄金時代を形成したグアルディオラ政権下のチームの主力が、トップ10の大半を占めた。

 09年の6冠達成に大貢献を果たしたことに始まり、ライカールト、グアルディオラ、ビラノバ、マルティーノ、L・ エンリケ、バルベルデ、そして現在のキケ・セティエンと、監督が変わっても不動のエースとしてチームを牽引しつづけるメッシのトップ選出に異論はないだろう。来世紀になっても、21世紀のバルサは「メッシのバルサ」と記憶されているはずだ。

 とはいえ、メッシがここまで活躍できたのは、優秀なサポートメンバーに恵まれていたからでもある。右サイドで縦のコンビを形成したD・アウベス は、その僚友の91のゴールをアシスト。また、ブスケッツを軸にシャビとイニエスタが形成する中盤トライアングルも、チームの原動力でありつづけた。

 シャビとイニエスタのどちらを上位にするかは意見が分かれるところだろうが、私はバルサスタイルを司ったシャビを、メッシに次ぐレジェンドとした。
 
 ロナウジーニョを3位としたことには、驚かれた方もいるかもしれない。ただ黄金時代の礎を築いたのは紛れもなく彼であり、暗黒時代の真っ只中にあったバルサに笑顔、そしてタイトルを届けた功績はあまりに大きい。

 プジョールは正真正銘のカピタンであり、現在のDFリーダーであるピケも、長期にわたって素晴らしい活躍を見せている。8位のスアレスは、魅惑の南米3トップ「MSN」の一角として、14-15シーズンに成し遂げた二度目の3冠達成に重要な貢献を果たした。

 また12シーズンもの間、正守護神としてゴールマウスに君臨したV・バルデスも、常勝バルサになくてはならない選手のひとりであった。

 以下は、バルサ在籍期間中の公式戦の通算戦績と貢献度ランキングだ。

1位:リオネル・メッシ(アルゼンチン代表FW)
所属期間:2005年7月〜
公式戦通算成績:718試合・627得点・261アシスト
◎クラブ最多得点記録保持者
◎10年以上在籍
◎ワンクラブマン

2位:シャビ(元スペイン代表MF)
所属期間:1998年7月〜2015年7月
公式戦通算成績:769試合・85得点・184アシスト
◎クラブ最多出場記録保持者
◎10年以上在籍

3位:ロナウジーニョ(元ブラジル代表FW)
所属期間:2003年7月〜2008年7月
公式戦通算成績:207試合・94得点・71アシスト

4位:アンドレス・イニエスタ(元スペイン代表MF)
所属期間:2002年7月〜2018年7月
公式戦通算成績:674試合・57得点・140アシスト
◎10年以上在籍

5位:カルレス・プジョール(元スペイン代表DF)
所属期間:1999年7月〜2014年7月
公式戦通算成績:593試合・19得点・13アシスト
◎10年以上在籍
◎ワンクラブマン

6位:ダニエウ・アウベス(ブラジル代表DF)
所属期間:2008年7月〜2016年7月
公式戦通算成績:391試合・21得点・100アシスト

7位:ジェラール・ピケ(元スペイン代表DF)
所属期間:2008年7月〜
公式戦通算成績:531試合・46得点・13アシスト
◎10年以上在籍

8位:ルイス・スアレス(ウルグアイ代表FW)
所属期間:2014年7月〜
公式戦通算成績:270試合・191得点・108アシスト

9位:ビクトール・バルデス(元スペイン代表GK)
所属期間:2002年7月〜2014年7月
公式戦通算成績:536試合・441失点・クリーンシート239回
◎10年以上在籍

10位:セルヒオ・ブスケッツ(スペイン代表MF)
所属期間:2008年9月〜
公式戦通算成績:568試合・15得点・37アシスト
◎10年以上在籍
◎ワンクラブマン

文:ファン・ヒメネス (AS紙記者)
翻訳:下村正幸

【著者プロフィール】
ファン・ヒメネス (AS紙記者)
2000年に『AS』に入社し て以来、マラガ、セビージ ャ、マドリード、バルセロ ナと、スペイン国内を転々 とし、クラブ関係者、選手、 代理人らとの人脈を構築し た。編集局長となった現在 もバルサやセビージャなど の記事を手掛ける。

※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年4月16日号より転載

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