「最悪の監督。でも…」「ハットトリックをしても褒めない」リバプールOBのG・ジョンソン、“恩師”ベニテスを語る!

「最悪の監督。でも…」「ハットトリックをしても褒めない」リバプールOBのG・ジョンソン、“恩師”ベニテスを語る!

攻撃的サイドバックとしてベニテス監督(右)からも信頼をされたジョンソン(左)だったが、当時はそんな恩師をあまり好んでいなかったようだ。 (C) Getty Images



 選手からより良いパフォーマンスを引き出す方法は、指導者によって異なる。

 元イングランド代表のグレン・ジョンソンは、2002年からおよそ17年に渡ったキャリアにおいて、ジョゼ・モウリーニョやハリー・レドナップ、ファビオ・カペッロなど、数多くの名将の下でプレー。なかでも最も長くプレーしたリバプールでは、ラファエル・ベニテスやロイ・ホジソン、ケニー・ダルグリッシュ、ブレンダン・ロジャースの指導を受けている。

 そのジョンソンは、英メディア『talkSPORT』で、ベニテスがマンマネジメントに関して、「最悪の監督」だったと話している。ただ、必ずしも悪い意味ではないようだ。

 リバプールで6シーズンプレーした名手は、「マンマネジメントが最高だったのは、間違いなくレドナップだ。彼は選手のひとりみたいだった。選手たちが喜ぶのが好きだった」と述べている。

「最悪だったのが誰か? う〜ん……たぶんベニテスかな。でも、難しいよ。彼は最悪であると同時に優れてもいたからだ。彼は絶対に友人になろうとしない。だからマンマネジメントに関して最悪かもしれないんだ。でも、彼はクレバーなやり方をするんだよ。

 レドナップが仲間となって選手のベストを引き出すのに対し、ベニテスは友人にならないことでベストを引き出す。だから自分は彼が好きだった。彼はある種の人たちの扱い方を知っていたけど、フレンドリーなやり方ではなかったんだ」
 

 さらに、ジョンソンは元同僚のフェルナンド・トーレスに対する言葉を例に出して説明した。

「試合終盤に交代させた時に、みんなが『ハットトリック、よくやったな』と言うところで、ベニテスはそばで『確かにそうだが4点目も獲れたはずだ』と言って褒めないだ。『3点で満足するな』とね。

 ベニテスは何をいつ言うべきかを知ることでベストを引き出すんだ。一緒に冗談を言うのではなく、ね。それはベニテスのネガティブなところではない。自分はベニテスが大好きだった。彼はただやり方が違っていたというだけだ」

 また、ジョンソンはバルセロナからバイエルンにレンタル中のフィリッペ・コウチーニョにも言及。リバプール時代の同僚に、もうひとつの古巣チェルシーへの移籍を勧めている。

 ジョンソンは、「リバプールを離れてから、彼は本来の力が持つ高みに達していない」と指摘したうえで、「自分が少し特別なんだと感じる必要があるのだと思う。チェルシーではそれが得られるはずだ」と、フランク・ランパード監督のチームが獲得すべきとの見解を示した。

「彼は新しい人たちに会うと少し慎重で、殻を破るのに少し時間がかかると思う。だから、新しいチームで馴染むのに少し時間が必要なんだ。でも、本当にナイスな人だよ。

 彼と家族にとって、ロンドンにいるのが素晴らしいことだと思う。そしてランパードは、自分がプランの重要な一員だと感じさせられる人かもしれない。それがベストを引き出すんじゃないかな。チャンスがあるなら、チェルシーは獲得すべきだ」

 プレミアで長きに渡るキャリアを築いた名手からの助言を受け、バルサで悩めるコウチーニョは自分のベストを引き出す指揮官と出会えるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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