「ナンセンスな決断」欧州初のシーズン打ち切りで、優勝が認められなかったアヤックスの面々が不満を露わ!

「ナンセンスな決断」欧州初のシーズン打ち切りで、優勝が認められなかったアヤックスの面々が不満を露わ!

アヤックスで躍動していたジイェフ(左)が心境を吐露した。 (C) Getty Image



 オランダ・サッカー協会(KNVB)は現地時間4月24日、トップリーグのエールディビジをはじめとする国内リーグの2019-20シーズンを打ち切ることを発表した。中止の決定はヨーロッパでは初の事例となる。

 新型コロナウイルスの影響で中断していた同リーグは、21日にオランダ政府が9月1日まで大規模な集会を禁止すると表明したことを受けて打ち切りの方針を固め、24日に行なわれた総会で最終決定を下した。

 併せて、中断前の26節を消化した時点での順位で確定することが発表された。しかし、首位だったアヤックスの優勝は認められず、降格や昇格もなし。1位と2位に与えられるチャンピオンズ・リーグ(CL)への出場権、3〜5位に与えられるヨーロッパリーグ(EL)出場権については、欧州サッカー連盟(UEFA)の最終決定を待つことになっている。

 KNVBは「公衆衛生が守られることが最優先であり、この影響はサッカーだけに留まらない。もちろん、この決定が大きな失望をもたらすことは理解している」と表明している。
 

 アヤックスのCEOを務めるファン・デル・サルは公式HP上でコメントを発表。「選手はもちろん、クラブとしても当然チャンピオンになりたかった。それはピッチ上で見せたいと思っていた。決定は残念だがこの状況では仕方がない」と無念さを滲ませた。

 だが、選手からは不満の声が上がっている。『Fox Sports』オランダ版は、ドゥシャン・タディッチ、ハキム・ジイェフが不満を露わにしたと報じている。

 タディッチは「チャンピオンズ・リーグの出場権が得られることは喜ばしい」としながらも、「KNVBの決定には理解ができない。1位になったチームにはタイトルが与えられるべきだ。中断しても、僕らは1位になったのだから、それに値する評価を得るべきだ」とコメントしている。

 また、チェルシー移籍が決定しているジイェフは「ナンセンスな決断」と心の内を明かした。

「今はふつうの状況ではないことは理解している。けれど、あの決断は理解しづらい。僕らはトップに立っていて、2位のAZにも2回勝利しているのに、優勝が認められない。得失点差だってあるんだ。もちろんピッチ上で結果が出せたらよかったけれど、もし今の状況でチャンピオンを決めるなら、アヤックス以外にはないはずだ!」

 ラストシーズンだっただけに、その無念さはひとしおのようだ。アヤックスは来シーズン、改めて35回目のリーグ制覇に挑むことになる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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