「私は歩けないと言われた」「日本でのW杯で…」“怪物”ロナウド、コロナ禍に悩むファンへ送った手紙が話題に!

「私は歩けないと言われた」「日本でのW杯で…」“怪物”ロナウド、コロナ禍に悩むファンへ送った手紙が話題に!

日韓ワールドカップで得点王になり、母国の世界一に貢献したロナウド。名手が送ったメッセージが話題となっている。 (C) Getty Images



 偉大なるレジェンドが送った手紙が、話題を呼んでいる。

 いま、世界は前例のない新型コロナウイルスとの格闘の日々に直面している。自宅隔離を余儀なくされ、苦しい生活を強いられている人も少なくない。

 サッカー界へのダメージも計り知れない。今シーズンの完全に中止が決定したオランダのエールディビジをはじめ、各国リーグが中断や打ち切りを決断せざるを得ない状況にある。

 そうしたなかで、鬱屈した生活を強いられているサポーターたちにメッセージを発信したのが、元ブラジル代表FWのロナウドだ。かつて「怪物」と呼ばれた名ストライカーは、現在会長を務めているバジャドリーのソシオ会員2万2000人に宛てて、長文の手紙を送った。

 スペイン紙『Marca』が話題となっている手紙を公開している。

「親愛なるクラブ会員へ。数週間前から、この自宅待機などの悪いニュースが続く難しい時期に、どうやってあなたとコンタクトを取るかを考えていました。そして、この手紙を送ることに決めたのです。自分が書き記したことを受け止め、愛情を感じてくれることを願っています。私の家からあなたの家へ。私の家族から、あなたの家族へ。

 私たちは物理的には離れています。しかし、かつてないほどつながっているのだと、私は確信しています。今、私たちは共感のもとにつながっているのです。一致団結の精神、責任、慈愛がそこにあるのです。私たちは私たちのために、私たちが愛している人たちのために、私たちが知らない人たちのために、もう私たちとはいない人たちのために家にとどまっているのです。私たちは助け合いながら、結束を強めているのです」
 

 そして、ロナウドは、選手生命を脅かした前十字靭帯断裂から復活し、2002年の日韓ワールドカップに出場したエピソードを交えつつ、どんな苦境でも光明は見いだせると説いてもいる。

「サッカーは私に多くのことを教えてくれました。その中でも多くを占めているのが、克服する、ということです。私が初めて膝に大怪我をしたとき、『君は再びプレーすることはできない。それどころかもう歩くことすらできない』と私に言った人たちがいました。その時はまるで彼らが、自分の人生を奪い去ろうとしているように感じたものです。

 私は自分の限界を定められてしまいました。しかし、だからこそ、そうした意見を変えるため、自分の望みを叶えるために闘ったのです。3年にも及ぶリハビリは本当に厳しいものでしたが、ピッチ上で、ボールを蹴ってこそ感じられるものを再び手にしようと努力し続けました。

 そして、あの瞬間が、私のキャリアの中でも象徴的なあの瞬間が訪れたのです。2002年、私はブラジル代表として日本でのワールドカップ決勝に臨み、ドイツを相手に2ゴールを決めました。ブラジルにとっては通算5回目の世界制覇であり、私にとっては完全復活を意味した優勝でした」

 手紙の中で、「あなたも後ろを振り返れば、その人生を通して何度も立ち上がり、何度も闘いに打ち勝ってきたことを思い出せるはず」と訴えかけたロナウド。はたして、サッカー界のレジェンドが紡いだ言葉は、サポーターたちの胸にどのように響いているだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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