「時間が掛かり過ぎている」「ケインも良いけど…」“最後の優勝”を知るOBがマンUの現状&補強に嘆き!

「時間が掛かり過ぎている」「ケインも良いけど…」“最後の優勝”を知るOBがマンUの現状&補強に嘆き!

恩師であるファーガソン(左)との思い出を語ったのは、ラファエウ(右)だ。 (C) Getty Images



 マンチェスター・ユナイテッドが最後にプレミアリーグを制覇したのは、名将“サー”・アレックス・ファーガソンのラストシーズンとなった2012-13シーズンだ。それからおよそ7年、“赤い悪魔”はかつての栄光を取り戻せていない。

 現時点で最後のプレミア優勝メンバーのひとりで、現在リヨンに所属するラファエウは、『ESPN』のインタビューで「(ファーガソンが)退任した時には全員にとってショックだった」と振り返っている。

「リバプールを抜いて獲得タイトルが最多となり、彼にとっては良かった。でも、僕はあと3、4年続けてほしかった。僕だけでなく、全選手にとってショックだったのは確かだ」

 ラファエウは「戻るのに時間がかかりすぎている」と古巣に苦言を呈した。

「(最後の優勝から)7年。間違ったことをしてきた。高額選手と契約するようになり、彼らに大金を与えた。賛同できないね。1億5000万ポンド(約210億円)の選手がチームにとって良いわけじゃない。選手のキャラクター次第だ」

 OBとして重視するのは、赤のユニフォームを着たいという意欲だ。「ユナイテッドのためにプレーしたいと望む選手たちを獲りに行くべきだ」というラファエウは、「チチャリートを見てごらん」と、ハビエル・エルナンデスを例に挙げている。

「彼がどれだけハードにユナイテッドでプレーしたことか。彼はプレーしたいと望んでいたんだ。ユナイテッドは彼にいくら払った? それほどじゃない。クレバーでなければいけないんだ。ユナイテッドのためにプレーしたいという選手を見なければいけないんだよ」

 さらにラファエウは「ハリー・ケインは偉大なスコアラーだし、ジェイドン・サンチョもすごく良い」と持論を続けた。

「でも、まずは選手のキャラクターを見なければいけない。金のためだけじゃなく、本当にユナイテッドでうまくやりたいと望んでいるかどうかを見なければいけないんだ」
 
 そのうえで、ラファエウは「道を取り戻すことができると願っている。近いうちに、僕たちがいた場所に戻れると思っているよ」と語り、オレ・グンナー・スールシャール監督にも「監督としても人としても好きだ。もちろんやるべきことはまだ多いけど、正しくやっていると思う。ユナイテッドを愛している人で、クラブを助けるために全力を尽くす」と賛辞を寄せている。

「彼は自分よりユナイテッドのことを考える人だ。そういう監督は多くない。まず自分のこと、それからクラブのことなんだ」

 現在リヨンで満足しているというラファエウだが、自身にとってのベストはやはりユナイテッドだったという。「その感覚は説明できないよ。ほかのどんなこととも違うからね」と自身のユナイテッド愛を強調した。

「マンチェスター・ユナイテッドでプレーするんだよ。世界最高のクラブだ。僕にとっては、世界最高のクラブなんだよ。とにかく愛さ。愛と情熱だよ」

 ラファエウのユナイテッドに対する愛は、今も計り知れないもののようだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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