FC東京が”今伝えたいこと“。「選手会とがっちり肩を組んでいろいろ展開したい」

FC東京が”今伝えたいこと“。「選手会とがっちり肩を組んでいろいろ展開したい」

今季FC東京で選手会長を務める矢島(右から3番目)は、クラブスタッフと連係して精力的に活動中。写真:サッカーダイジェスト



 緊急事態宣言が出されているため、当然ながらチームの再始動日は未決定。監督、選手と同じようにクラブスタッフも在宅勤務が続いているが、だからといって静観しているわけではない。広報スタッフのひとりである原直之氏に「今後のアクション」について尋ねると、「やれることは選手たちと協力してやっていきたい。実際、選手たちには動いてもらっています」という答が返ってきた。

 クラブの公式SNSで4月27日から展開されているのが、「選手たちが実際に行っているストレッチやトレーニングの動画提供」。「トップバッターは橋本拳人選手で、翌4月28日は児玉剛選手」と、合計で10選手が登場するという。

 それ以外の選手たちは、卒業式も入学式もできなかった小学生や外で遊べない子どもたちを元気づけるために、クラブの普及部とともに考案した練習メニューを発信予定だ。

 さらに、三鷹・府中・調布・小平・西東京・小金井の各市、そして東京都全域の入学式が延期になってしまった小学生に向けては、、選手が動画メッセージを送る計画も進行中。早い段階で発信できるよう、進めているそうだ。それと並行して、医療従事者にも日頃の感謝の意味を込めて選手メッセージを発信する予定である。

 他にも、FC東京のサッカー・フットサルスクール生に向けてのメッセージ、彼らからの質疑応答なども作成中、ホームページでは『「新型コロナウイルスには負けないで!!」地域での取り組みについて』という題名でテイクアウトできる地元飲食店を紹介と、クラブは精力的に動いている。
 
 クラブは今、選手会とがっちり肩を組んで「この緊急事態に何ができるか」を考えている。原氏は言う。「なかでも選手会長の矢島輝一選手は積極的にアイデアを出してくれていて、我々の想いも受け止めてくれています。各選手に連絡を取る際も窓口になってくれたり、感謝しています。機転もきいて、賢い選手なので、僕たちスタッフはとても助けられています」

 そうした取り組みを進める一方で、試合で展開する予定だったコラボグッズのネット販売も実施中だ。「この前販売したクラフトビールも好評だったので、続けていきたいです」(原氏)と言うが、飲食関連のものは現時点で取り扱う予定はなく、ビジネスカードケースやメモ帳などのコラボグッズが主なラインナップになる(ホームページで随時更新される)。

「本来ならスタジアムで手にとってもらいたかった。でも、そういう機会が現時点では設けられません。ならば、少しでも多くの方に触れてもらえるようにネットで注目を受けるようにしました。週末などの試合で東京に触れることができないぶん、グッズで東京を感じてもらいたいです。で、その想いが伝わっているのか、ファン・サポーターの方々からは好意的な声が寄せられています。期待以上の反応をもらっていて、私たちスタッフも嬉しく思っています」

 未曽有の事態だからこそ、できることもある。コロナ騒動にも負けないFC東京の”底力“に是非注目してほしい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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