「バスを降りてサインして来い!」元マンU戦士が明かす名将ファーガソンが選手に激怒した“事件”とは?

「バスを降りてサインして来い!」元マンU戦士が明かす名将ファーガソンが選手に激怒した“事件”とは?

ファーガソン(左)が選手を叱責したエピソードを明かしたエブラ(右)。 (C)Getty Images



 8年半の在籍でプレミアリーグ優勝5回、チャンピオンズ・リーグやクラブ・ワールドカップ制覇など、数々のタイトルを獲得した。元フランス代表のパトリス・エブラは、マンチェスター・ユナイテッドというクラブの黄金期を知るレジェンドのひとりだ。

 そのエブラの言葉だけに、重みが感じられる。米スポーツチャンネル『ESPN』によると、エブラはユナイテッドの公式ポッドキャストで「自分のためじゃない。マンチェスター・ユナイテッドのためにプレーするんだ」と述べた。

「ユナイテッドを利用するものじゃない。ソーシャルメディアで有名なのは、ユナイテッドの選手だからだ。その人たちに与えるためにユナイテッドのためにプレーするものなんだよ。このクラブでプレーする時は、クラブのために働くすべての人を知らなければいけない。言い訳無用だ。私のように、(歴史を知るために)DVDを見ればいい。それは本当に大切なことだ」

 さらに、エブラはユナイテッドのメンタリティーの一例として、プレシーズン中のサー・アレックス・ファーガソン元監督とのあるエピソードを明かしている。

 エブラは「バスに乗る時、我々は本当に疲れていた。ファンの列ができていたが、選手たちは『誰もサインしなければしなくていいだろう』という感じで、全員がバスに乗り込んだんだ」と続けた。

「窓から外を見たら、ファーガソンが全員にサインしていた。45分はサインしていたはずだ。全員に、だよ。バスに乗り込んだ監督は、“ヘアドライヤー”さ。『お前ら何を考えている?彼らはお前らの給料を払い、お前らを見に来てくれる人たちだ。降りてサインしてこい』とね。それがメンタリティーだ」

 そういったメンタリティーを一因に、エブラたちの時代は黄金期を築いた。現在の選手たちは、名門にかつてのようなタイトルをもたらせるようになるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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