「セレッソコンビ以上に縁を感じるのは…」お見送り芸人しんいちが選ぶJ歴代ベストイレブン

「セレッソコンビ以上に縁を感じるのは…」お見送り芸人しんいちが選ぶJ歴代ベストイレブン

赤く囲っているのが「MY BEST PLAYER」。選んだのは、不思議な縁がある岡野だ。(C)SOCCER DIGEST



 サッカーダイジェストWebでは、「Jリーグ歴代ベストイレブン」と題し、現役選手や元日本代表、タレントなど様々な方に“マイベストイレブン”を選んでもらっている。人選の条件は現在までに登録されたJリーガーで、外国籍選手は3人まで。ここでは、“野人”岡野のモノマネネタを持つ、お見送り芸人しんいちの“マイベストイレブン”を紹介しよう。

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 選考基準はインパクトです。テレビや生で観て衝撃を受けた選手や、昔から好きなセレッソからお気に入りの選手を選びました。

 GKは川口です。アトランタ五輪のブラジル戦は印象深いです。「シュート何本止めんねん! こんなに上手いGKおるんかい!」って。若くしてマリノスでレギュラーの座を掴んだのも凄い。GKは年齢や経験がモノをいうポジションやと思っていたのに、その常識を見事に覆されました。

 ディフェンスラインの中央はブッフバルト。生で観た時に、やたら攻撃を止めていて、やっぱりドイツ代表の実力は伊達じゃないなと。2年連続でベストイレブンにも選ばれているし、間違いなく歴代トップクラスのCBやと思います。
 
 右は中澤。この人はセットプレーの強さが半端ない。守備ではバシバシ撥ね返すし、攻撃でもバチンと強烈なヘッドで点が取れる。もう天晴れです。

 左の坪井ちゃんは足の速さですね。こんなに足の速いDFって他にいます? あと身体が強いんですよ。僕がゲストとして招待してもらった巻さんの引退試合でマッチアップさせてもらいましたけど、背中でちょこんと当たっただけやのに、ガッチリとしてて岩みたいに感じた。しかもすごく優しいし、巻さんの試合でもめっちゃイジってくれた。え? なんで「ちゃん」付けなのかって? すごく顔が可愛らしいからですよ。だから親しみを込めて、「坪井ちゃん」と呼ばせてもらいます(笑)。

 ボランチは稲本とドゥンガの2枚です。稲本はガンバユースの頃から、将来日本を背負っていく選手だと聞いていて、プロになりたての頃にサインをもらったのを覚えています。その時のサインは今も大事に持っていますよ。それから本当に日本代表としてワールドカップでも点を取って……ホンマに凄い人やって。ライバルのガンバの選手でしたけど、一目置いていました。潰しの能力も、日本人ではナンバーワンでしょう。

 ドゥンガは“鬼教官”ってイメージ。めっちゃ顔が怖い。相手がビビッて逃げ出すんちゃうかってくらい。それにブラジル代表のキャプテンを務めるくらいですから、リーダーシップはピカイチ。チームの雰囲気がグッと締まる。技術も高く、身体も強くて、試合の展開も読める。総合力はめっちゃ高い。ほんで、顔、めっちゃ怖い。

 右サイドのヒデは説明不要でしょう。歴代の日本人選手では断トツで服がオシャレ。「その長いストールどこで売ってんねん。どう巻くねん」と。そういう意味でも、衝撃度は大きい。まあ冗談はさておき、当たり負けしないフィジカルは魅力ですよね。日本代表での貢献度を考えても、11人に入れたいひとりです。

 左サイドのストイチコフも忘れられないですね。なんと言っても、強烈なキック。チョコンと蹴っただけで、ドカーンと飛んでいく。実際に生で観た時に、サイドチェンジだけでスタジアムを沸かせていました。それがもう格好良くて。

 3トップは特に思い入れのある3人を選びました。西澤とモリシ(森島)のセットは、セレッソファンとしては外せません。このふたりがいるだけで点を取れる匂いがプンプンしました。そして僕は何を隠そう、ずっと西澤に憧れていました。小さい頃会ってめっちゃ優しくて、一発でファンになりました。あのユニホームの襟を立てるスタイルも、すごく格好良かった。僕の人生でひとつ後悔を挙げるなら、小学校も、中学校も、高校も、襟付きのユニホームじゃなかったことです。襟付きだったから北陽高校に進学したのに、僕が入学した年からユニホームが一新されて……。結局今まで襟を立てる機会がなかったんです(笑)。でも僕の永遠のヒーローです。
 
 ただそんなセレッソコンビ以上に、縁を感じるのが岡野さん。昔親父に「代表のユニホームを1着だけ買うてやる」と言われたんですけど、いざ店に行ったら、岡野の14番しか在庫がなくて……。まあでも仕方なく買ってもらったんですよ。ただ当時、岡野は代表では全然出番がなくて、いつかいつかと出番を待っていたら、いつの間にかすごく愛着が湧いてきて。そしたら、日本をワールドカップに導くゴールを決めて、一気に時の人になった。あのシーンは今思い出しても泣けてきますね。しかも今、僕は足が速いというだけでモノマネをさせてもらっていて、岡野さん本人からも公認していただいて。有難い限りです。そういうリスペクトも含めて、「MY BEST PLAYER」に選びたいです。

 ワールドカップに導いたという点で、岡田さんも忘れられない監督。実際にお会いして話をしたらすごく面白い人でしたし、手腕は文句なしです。マリノスを優勝させているし、ワールドカップで日本代表を二度率いている。そんな日本人監督は他にいません。

 このチームだと、時代に逆行するようなサッカーになるかもしれませんけど、すごく気迫溢れるプレーを見せてくれそうですよね。全員がピッチの上で声を張り上げてプレーするはず。なかなか負けないチームに仕上がったんじゃないでしょうか。

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PROFILE
お見送り芸人しんいち/1985年4月21日生まれ、大阪府出身。歌ネタがメインの芸人。北陽高時代にはインターハイで全国大会にも出場した。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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