「死んだような視線を…」マンUに半年間だけ在籍したGKが闘将ロイ・キーンからの“いじめ”を告白

「死んだような視線を…」マンUに半年間だけ在籍したGKが闘将ロイ・キーンからの“いじめ”を告白

圧倒的な存在感でユナイテッドを統率していた“闘将”ロイ・キーンと衝突したGKの運命は……。 (C) Getty Images



 図抜けた闘争心とパーソナリティーで個性豊かなスターたちを束ねた元マンチェスター・ユナイテッドの主将ロイ・キーン。一方で、“クセの強い”選手だったことも知られている。

 名将アレックス・ファーガソンが「最も影響力があり、クラブと監督の代弁者だった」と認めた闘将は、時に度の過ぎた振る舞いを見せた。その事実明かしたのが、元ユナイテッドのスコットランド人GKアンディ・ゴラムだ。英紙『The Sun』で語っている。

 ゴラムは2001年1月から約半年だけユナイテッドに在籍。当時の守護神だったファビアン・バルデスと控えのレイモンド・ファン・デル・ホーブが同時に故障したことで緊急措置としてレンタル移籍してきたのだ。

 そんな守護神が明かしたのは、キーンからの“いじめ”だ。後にプレーもしたセルティックのファンだったアイルランド人MFは、全盛期にそのライバルであるレンジャーズで活躍したゴラムを毛嫌い。それを「隠そうともしなかった」という。

 この時、37歳だったゴラムはこう話す。

「会った時からおかしかった。死んでしまったかのような、無感情の視線をこっちに向けてくるんだよ。まるでサメの目さ。露骨に握手もしないんだ。『ユナイテッドにようこそ。これがロイ・キーン流だ』って言ってるかのようにね」

 そして、ついにゴラムはロイ・キーンと衝突してしまう。
 

「ある日の練習で僕らは衝突した。8人制のミニゲームをやっていたときだ。僕は遠くの味方に正確なキックを蹴れるのを得意にしていたから、前線のルーク・チャドウィックに蹴り込んだ。そしたらチャドウィックは慌てて、ボールを蹴り上げてしまったんだ。

 それで味方だったロイ・キーンが悪態をつくようになって、『おい! 俺にボールをよこせよ。クソッタレ』って言ってきたから、「何だと? ロイ・キーンだからってボールを渡すと思うなよ。クソが」って言い返したんだ。

 周囲は一気に冷え切ったね。そしたらガリー・ネビルが僕の方にやってきて、『なぁゴールキーパー。ここじゃロイとそんな口を聞いちゃいけない』って言ってきたよ。今になって思えば、鋭い指摘だったと思う」

 それでも「ロイ・キーンを選手としては尊敬していたけど、あの態度は許せなかった」というゴラム。結局、ユナイテッドでゴールマウスを守ったのは、わずか2試合だけだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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