ユベントスが狙う“ピャニッチのトレード候補”3人のメリット&デメリットは? ファンが獲得を望むのは…

ユベントスが狙う“ピャニッチのトレード候補”3人のメリット&デメリットは? ファンが獲得を望むのは…

(左から)アルトゥール、ジョルジーニョ、パレデス。ユーベがピャニッチのトレード候補として考えているMFだ。(C) Getty Images



 スペインでは、ユベントスのミラレム・ピャニッチがバルセロナに移籍すると騒がれている。一方、イタリアのメディアは、バルサ以外にもチェルシーやパリ・サンジェルマンを候補としている。

『Gazzetta dello Sport』紙によると、ユベントスはピャニッチをバルサに差し出す場合、代わりにアルトゥールを望んでいる。ただ、選手はバルサ残留を強調しており、取引の成立はアルトゥール次第とみているようだ。

 一方で、バルサ以外に放出することになった場合、ユベントスはチェルシーならジョルジーニョ、パリSGならレアンドロ・パレデスを代役に望んでいるという。前者はマウリツィオ・サッリ監督とナポリ、チェルシーで仕事をした経験があり、後者もローマなどイタリアの複数クラブでセリエAを経験している。

 同紙は、ピャニッチ残留のケースも含め、ユベントスの中盤にとって各選手の利点やマイナスポイントを評価した。
 
 まず、アルトゥール獲得を後押しするのは、23歳という年齢と、それにもかかわらずコパ・アメリカで先発としてプレーするなど大舞台での経験もある点だ。「ハイレベルな技術にプレービジョン、スルーパスと、ユーベに多くない特徴」と評価している。

 一方で、バルサでの2シーズンでリーグ戦出場が31試合で、27試合は途中交代という継続性や負傷を含めたフィジカル面での懸念があり、ピッチ外での生活に関する噂もあると指摘した。

 ジョルジーニョの場合、サッリとの相性は抜群だ。さらに、イタリアに戻りたいというモチベーションもあり、ユベントスが「理想的」だと報じた。

 だが、28歳という年齢が大幅な世代交代につながらず、実質的にこなすのがレジスタだけになること、そのレジスタでロドリゴ・ベンタンクールを試し続けることができなくなるとも付け加えた。

 その“課題”をクリアしているのが、司令塔としてもインサイドハーフとしてもプレーできる25歳のパレデスだ。さらに、ユーベの10番を背負う同胞パウロ・ディバラの友人でもある。

 ただ、パレデスはパリSGで今季のリーグ・アン先発出場が8試合のみ。また、ファイナルサードでのパス数でほかの3選手と差があり、存在感で劣るのがネックとみられている。
 
 ピャニッチが残留した場合、ユベントスはサッリが当初構想していた「オリジナルの解決策」で戦うことになる。チャンピオンズ・リーグ決勝を戦った経験もあり、得点力や世界有数のFKは魅力だ。

 だが、『Gazzetta dello Sport』紙は、バルサ移籍を望んでいるというピャニッチのモチベーションが懸念と指摘。平均年齢を下げるというクラブの狙いも崩れ、財政上の痛手にもなるとした。

 同紙電子版のアンケートでは、3000人弱のユーザーのうち、44.3%がアルトゥールを希望。26.8%でジョルジーニョ、21.8%でピャニッチ、7.1%でパレデスと続いている。

 もちろん、ユベントスの狙いだけで移籍が成立するわけではない。ただ、新型コロナウイルスの財政面への影響が大きいなかで、イタリアの絶対王者がどのような選択をするのかは注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

関連記事(外部サイト)