「日本での優勝メダルも売った…」「死にそうだった」元サンパウロの名手が薬物依存を衝撃告白!

「日本での優勝メダルも売った…」「死にそうだった」元サンパウロの名手が薬物依存を衝撃告白!

15年前に横浜で快哉を叫んだサンパウロの面々。この時の優勝メンバーの放った衝撃告白が話題となっている。 (C) Getty Images



 今から15年前に開催されたクラブワールドカップで、ブラジルの強豪サンパウロは、あの“イスタンブールの奇跡”によって欧州王者となったリバプールを死闘の末に撃破。通算3度目の世界王者に輝いた。

 優勝当時、わずか21歳の有望株だったフラビオ・ドニゼッチが口にした衝撃の告白が物議を醸している。なんと彼は、クラブW杯の優勝メダルをコカイン使用のために売却したというのだ。

 ブラジル・メディア『Globo』によれば、ドニゼッチはサンパウロとの契約が満了となった2010年ごろから薬物使用を開始。快楽を求めて、昼夜を問わずに溺れはじめ、銀行預金など所持金を使い切り、所有していた自家用車まで売り飛ばし、ついに「世界一のメダル」を7000レアル(約14万円)で売り払ったという。

 彼は自身の振る舞いを次のように振り返っている。

「コカインと出会って、あまりにも多くのものを失った。それまでは節約していたからね。自分の人生のなかで薬物が強くなって、あらゆるものを失い始めた。毎日、貯めていたカネはドラッグを買うために使った。日本での優勝メダルも売ってしまい、そのカネも2日間で使い切った。ドラッグなしではいられなかったんだ。

 そして、全てを失い始めた。全て、全て、ね。失わなかったのは、今でも一緒にいてくれる妻と娘といった家族だけだ。友人や助けてくれた人たちについては、誰も自分に話しかけなかったし、もう助けてくれなかった」
 

 地元テレビ番組の協力を得て、優勝メダルを取り戻したというドニゼッチは、その後に家族のサポートもあって依存症の治療を開始。そのかいもあって、薬物に接しないように警戒はしているものの、今は平穏な日常を送れているという。

 それでも、かつての名手は、薬物中毒の恐ろしさについて、こう語っている。

「この病はゆっくりとしながら、確実にむしばんでくる。それでいて不治で、致命的だ。僕はもう少しで死にそうだった」

 人々の羨望の眼差しを受けるサッカー界は実に華々しい。だが、その裏ではドニゼッチのように間違った道に外れてしまう選手もいる。選手には誘惑に負けない、自身を律する強い精神も必要であることは間違いないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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