【セルジオ越後】Jの対戦カードは6月15日頃に発表? それまでサッカーのニュースはどうするの?

【セルジオ越後】Jの対戦カードは6月15日頃に発表? それまでサッカーのニュースはどうするの?

J1の再開は7月4日に決まったが、対戦カードの発表はさらに2週間後に。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)



 いよいよJリーグの再開日程が決まったね。先行してJ2の再開とJ3の開幕が6月27日となり、J1の再開が7月4日になった。当面は無観客での試合開催となって、7月10日以降の試合から段階的にお客さんも入れるということだ。

 本当に今季の開幕前には思いも寄らなかった事態で、普段の経済活動など様々な分野にまで、新型コロナウイルスはいろんな影響を及ぼしている。スポーツ界もこうした感染症の甚大な影響を受けるのは、ほとんど初めての経験と言っていいだろう。いろいろと模索しながら物事を決めざるを得ないようだね。

 そんななかでJリーグは6月末から7月頭にかけて再開することを決めたわけだけど、無観客とはいっても様々なリスクを抱えてやることになるのは間違いない。地域ごとのブロックに分けて試合をするようだけど、コンサドーレのようにどうやっても長距離移動を強いられるチームもあるし、選手やチームスタッフだけでなく、試合関係者もしっかりと検査を受けて万全の態勢を整えなければ、感染を拡大させる恐れもある。感染の第2波、第3波を予見した備えも必要だろう。

 もちろん、これから夏にかけては気候の問題も出てくる。コロナ対策に気をとられて、熱中症対策や悪天候への備えが疎かになってもいけない。まったく、選手たちも戦うべき敵はピッチ上だけではないようだ。サッカーに集中するのもひと苦労だね。

 これだけのリスクがある中で、選手たちも再開に向けていよいよ屋外でのトレーニングをスタートさせている。各クラブ、練習試合の予定もまだ出ていないようだけど、果たして準備期間は十分なのか心配だよ。さっそく、大久保が不安の声を上げていた報道を目にしたが、選手たちがそう思うのも無理はないね。

 リスクを承知で再開するわけだから、Jリーグはいかに万全な環境を整えられるかが大前提。そして選手たちは、感染予防対策はもちろんのこと、やるからにはピッチ上でいかにプロフェッショナルなパフォーマンスで見る人に感動を与えられるか。こんなシチュエーションだからこそ、そうした部分を追求してほしい。
 

 Jリーグにもうひとつ注文したいのは、もっとリーグの注目度を高めるような演出ができないかということ。前述したように、初めての経験だから関係者は大変だろうけど、いよいよサッカーが始まるんだという期待感をサッカーファンやスポーツに興味を持つ人たちに持たせることを忘れちゃいけない。

 今回のリーグ再開日程にしても、日程発表と同時に、再開時の対戦カードだけでも発表できなかったのかな。もちろん、全クラブのコンセンサスを得るだけでも大変なのは分かるけど、対戦相手の顔が分かるだけでも選手たちはもとよりファン・サポーターの意識は変わるはずだ。何よりメディアだって取り上げやすくなる。

 6月19日に開幕するプロ野球はその辺りをうまくやっているよ。スポーツニュースでは各球団の監督がコメントしているのをよく見るし、千葉ロッテの大型新人を見かけない日はない。2日からの練習試合は、DAZNやCS放送でもけっこうな試合数をやるらしいね。

 Jリーグは15日を目途に対戦カードを発表するそうだけど、それまでに練習試合の放送や配信、あるいは選手がメディアに登場してサッカーをアピールする機会などはないのかな? もちろん新型コロナ対策も重要なんだけど、なによりプロである以上は人に見てもらうことが大切。リスク管理とともに、サッカー界の注目度を高める意識も持って、リーグ再開へ取り組んでほしいね。

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