「殺し屋かと思った」「狂ったぐらいに僕を…」アグエロ、8年前の“悪童”バートンとの大乱闘を回想!

「殺し屋かと思った」「狂ったぐらいに僕を…」アグエロ、8年前の“悪童”バートンとの大乱闘を回想!

アグエロに蹴りを見舞ったバートン。この“悪童”の退場がシーズンの結末を大きく左右することに。 (C) Getty Images



 今から8年前の2011-12シーズンのプレミアリーグ最終節、マンチェスター・シティとQPRの一戦は、文字通りの激闘だった。

 最終的にセルヒオ・アグエロがアディショナルタイムに奪った劇的な決勝ゴールで、シティが3-2と撃ち合いを制し、“隣人”マンチェスター・ユナイテッドを得失点差で上回り、44年ぶりの戴冠を果たした。

 歴史に残るスリリングな結末を迎えたこの試合には、数々のドラマがあった。QPRの元イングランド代表MFジョーイ・バートンが退場となったシーンもその一つだろう。

 1-1で迎えた55分のことだった。シティのエースであるカルロス・テベスと衝突したバートンは、ボールのないところで顔面に肘打ちを炸裂。さらに、マイク・ディーン主審にレッドカードを出すように促していたアグエロを睨みつけると、目いっぱいの蹴りを見舞ったのだ。

 退場処分となったものの、“悪童”の傍若無人な振る舞いにシティ側が激怒し、両軍が乱れる大騒動に発展。結果的に、そこで時間を要したことでアディショナルタイムが追加され、劇的な決勝弾が生まれたのだった。
 
 大暴れのバートンと“マッチアップ”したアグエロが、この歴史に残る乱闘を振り返っている。現地時間6月3日に「Amazon」社が提供するライブストリーミング配信コンテンツ『Twitch』に登場したアルゼンチン代表FWは、問題のシーンを見ながら、こう解説した。

「バートンは不当な退場だと言っていたけど、カルリートス(テベスの愛称)に肘打ちを見舞って、守りにいった僕を蹴ったんだ。きっと彼にとってはラッキーだったのかもしれない。憂さ晴らしができるからね。

 ほら、バートンの顔を見てよ! 狂気の顔だよ。本当に狂ったぐらいに力任せに僕を蹴ってきたから、殺し屋か何かかと思ったね。誰もがあの瞬間の彼の顔写真を撮るべきだと思うね。僕ら二人をなぎ倒した瞬間のね」

 さらにアグエロは、この時にバートンとかわしたやり取りについても赤裸々に明かしている。

「彼は僕に向かって何か言っていた。本当に叫んできたよ。だけど、幸いなことに僕は言ってることが理解できなかったんだ。その時はまだ英語が下手で、『こんにちは』『さようなら』『元気?』『僕は元気!』ぐらいしか喋れなかったからね(笑)。だからごちゃごちゃ言われても分からなかった。

 でも、バートンには本当にビックリさせられたよ。ほら見てよ、近くにコンパニやゼコ、デヨング、それにバロテッリと近くにタフな男たちが揃ってるのにあんなに暴れまわってる」

 プレミア史に残る大一番で汚名を残したバートン。一方、“悪童”に蹴りを入れられたアグエロは決勝弾を決めてヒーローに。まさに明暗が分かれたのだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

関連記事(外部サイト)