久保建英はレギュラーの座を奪えるのか? “最大のライバル”ナイジェリア代表の逸材と比較すると――

久保建英はレギュラーの座を奪えるのか? “最大のライバル”ナイジェリア代表の逸材と比較すると――

ともに打開力に長けた久保とチュクウェゼの定位置争いに注目だ。(C)Mutsu FOTOGRAFIA,Getty Images



 欧州の名門クラブが争奪戦を繰り広げた久保建英の新天地がついに決定した。

 現地時間8月10日、ビジャレアルが、レアル・マドリーから1年のレンタルで久保を獲得したことを発表。スペイン紙『AS』によれば、買い取りオプションはなく、レンタル料は250万ユーロ(約3億1250万円)だという。

 注目されるのは、新天地での起用法だ。2019-2020シーズンは5位でフィニッシュし、降格したマジョルカよりもワンランクもツ―ランクも上のチームで、19歳の日本代表MFはレギュラーの座を奪えるのか。

 今シーズンから指揮を執るウナイ・エメリは、戦術的柔軟性があり、選手の特性や対戦相手によって、システムを変えるのを厭わない監督だ。ただ、これまで採用するケースが多かった4-2-3-1をベースに考えると、久保が起用されるのは、2列目の「3枠」のどこかになるだろう。

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 なかでも有力視されるのが、マジョルカでも主戦場だった右サイドハーフ。このポジションで定位置を争うことになりそうなのが、久保より2つ年上の逸材サミュエル・チュクウェゼだ。

 2017年に下部組織に入団した左利きのアタッカーは、翌年9月に19歳でトップデビュー。スピードに乗ったドリブルとカットインからの思い切りの良いシュートを武器に、瞬く間に不可欠な戦力に成長した。18年11月には、ナイジェリア代表デビューも飾っている有望株だ。

 19-20シーズンは、不動のレギュラーというわけではなかったが、37試合(先発が20)に出場して3ゴール・2アシストをマークしている。この“ナイジェリアのロッベン”が最大のライバルとなるだろう。

 同じレフティーで、ドリブルが武器と共通点も少なくないが、タイプはやや違う。久保は個での打開だけでなく、周囲を活かすこともできるのに対し、チュクウェゼは単独突破型ゆえにスペースを必要とする。エメリ監督は、対戦相手や試合の状況に応じて、このふたりの俊英を使い分けるかもしれない。

 もちろん、より柔軟性のある久保を左サイドやトップ下に配して、同時起用する選択肢もある。ハビエル・オンティベロスやモイ・ゴメス、スペイン代表経験もあるマヌ・トリゲロスあたりもライバルとなってくるだろう。

 マジョルカよりも激しいレギュラー争いが待っているのは言わずもがなだが、贔屓目抜きで定位置奪取の可能性は十分にある。若きサムライ戦士の挑戦に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部




 

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