「アトレティコがCL辞退、代わりにユーベが復帰」イタリア人記者が発信した仰天フェイクニュースに批判殺到!

「アトレティコがCL辞退、代わりにユーベが復帰」イタリア人記者が発信した仰天フェイクニュースに批判殺到!

ユベントスにまつわるフェイクニュースがイタリアを騒然とさせた。 (C)Getty Images



 新型コロナウイルスの検査で陽性者が出たアトレティコ・マドリーが、チャンピオンズ・リーグ(CL)を辞退し、代わりにベスト16で敗退したユベントスが準々決勝を戦う――すぐにあり得ないと分かるはずのフェイクニュースに、イタリアの記者が反応した。

 アトレティコは先日、検査で2名の陽性者が出たことを発表。翌日、その2名がアンヘル・コレアとシメ・ヴルサリコであることを明かしたうえで、さらなる検査でその他全員が陰性だったと強調。予定どおり、CL準々決勝以降の開催地リスボンに向かうことを発表している。

 だが、イタリアのテレビ局『Rai』のサッカー番組で司会を務める女性ジャーナリストのパオロ・フェラーリは、「ドーン」というひと言を添え、フェイクニュースを紹介した。

 そこでは、陽性者が「スタッフ2名に続いて選手8名」と増え、「リスボン行きを断念したアトレティコの代わりにユベントスが選ばれたことになった」としている。しかも理由は「決勝では勝たないから、その他のしかるべきチームの損害にはならない」からだ。

 ユベントスは1996年を最後に欧州制覇しておらず、直近でも決勝を2回戦いながら、いずれも準優勝に終わった。そのユベントスをからかう目的のフェイクニュースであることは想像に難くない。

 だが、それをジャーナリスト、しかも国営放送『Rai』でも仕事をしている記者が、自身のアカウントで紹介したことで、ファンからは批判の声も上がっている。

 ユベントス専門サイト『Juvenews.eu』によると、フェラーリ記者はその後「どうしてみんなアツくなっているの!そうなったらいいなって言っただけよ! EURO92のデンマークみたいにね」と釈明した。実際、フェラーリ記者の投稿には「#speranza(希望)」というハッシュタグもついている。

 時にブラックなまでのジョークも辞さないのは、イタリア・サッカー文化の一部でもあり、SNSの発信は個人の見解に過ぎないとの見方がある。その一方、ユーベをからかうために“コロナ禍”を利用するのは倫理的にもふさわしくない、という指摘もある。

 いずれにせよ、「ユーベ復帰」というあり得ない夢を見るのなら、ほかにふさわしいやり方があったのではないだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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