「2ケタの可能性がある」鳥栖のコロナ感染を受けJリーグが緊急会見。中止となったルヴァン杯の取り扱いは?

「2ケタの可能性がある」鳥栖のコロナ感染を受けJリーグが緊急会見。中止となったルヴァン杯の取り扱いは?

緊急会見を開いたJリーグの村井チェアマン。※写真は会見中のスクリーンショット



 Jリーグは8月12日、サガン鳥栖に新型コロナウイルス検査で複数名の陽性者が出て、さらに増える可能性が極めて高いとの診断が出た件について緊急会見を実施。本日開催予定だったルヴァンカップ第3節のサンフレッチェ広島対サガン鳥栖戦の中止を発表し、謝罪した。

 鳥栖は10日に金明輝監督が新型コロナウイルスの陽性判定が出たことを公表。これを受けて、クラブ関係者89人を対象に独自のPCR検査を実施。その結果新たに複数名の選手・スタッフに陽性の疑いが出ている。

 現在80人の陰性が確認されている一方で、発熱のあった選手、スタッフの1名ずつは早期に結果が分かる抗原検査を受け陽性が確定。残り7名が検査結果待ちの状況となっている。

 この状況を踏まえJリーグの村井満チェアマンは「専門家の先生を交え、状況を鑑みて、(広島と鳥栖の一戦は)中止という判断を下した」「先日の広島対名古屋戦に続いて、当日にキャンセルとなること、非常に心苦しく、残念に思います。こうした形で皆さまにお伝えしなければならないこと、ファンの皆様、すでにスタジアムに行っていた方々にお詫び申し上げます」と謝罪した。
 
 また、会見に同席していた広島の仙田信吾社長はファン・サポーターに謝罪するとともに、「ただ、選手の気力、体力は維持しております。今後いつコロナ禍に襲われるか分からない。万全の対策を行なっていきたい。鳥栖にもお見舞い申し上げたい」とコメント。また、鳥栖の竹原稔社長は「広島に訪れることができず、試合が行なえないことにお詫び申し上げます。本来であれば、広島に伺うつもりで、最善の調整を行なってまいりました。沈静化に向けて尽力していきます」としている。

 現在検査結果待ちの状況次第となるが、金監督も含め最大10名の感染者となればクラスター(集団感染)も疑われる事態となる。

「今までの発症したケースと比べると多く、2ケタの可能性がある。クラスターという扱いになるかは保健所の指示に従っていく。過密日程ではあるが、試合開催ありきではなく、今後の対応を練っていきたい」(村井チェアマン)とクラスターとなった場合のルール作りなど今後の課題も山積している。

 さらに、本日開催のルヴァンカップについては対応が決定していないという。Jリーグによると、「鳥栖のチームコンディションとともに代替日程も考慮に入れている。本日の試合結果によって大きく変わってくる部分もある」とし、「決まり次第リリース致します」としている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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