“急造”3バック使用に「失敗」と批判殺到も…ペップは「CLで戦術は最も重要ではない」と主張。その意図は?

“急造”3バック使用に「失敗」と批判殺到も…ペップは「CLで戦術は最も重要ではない」と主張。その意図は?

選手たちに試合中も細かな指示を送ったグアルディオラ。だが、3バックを使用した指揮官には非難の声が上がっている。 (C) Getty Images



 チャンピオンズ・リーグ(CL)で連日のサプライズだ。バルセロナが大量8失点でバイエルンに敗れたのに続き、今度はジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティが、伏兵リヨンに1-3と敗れて大会から姿を消した。

 この日、グアルディオラはリヨン対策として普段の4-3-3ではなく、3バックで一発勝負の大一番に臨んだ。だが、この策には批判の声が寄せられている。

 英公共放送『BBC』のラジオ番組『BBC Radio 5 Live』で、元チェルシーのパット・ネビンは、「グアルディオラは60分が過ぎてから布陣を変えたが、支配できたかもしれない中で1時間を捨てたことになる」と話した。

「本当に残念なのは、グアルディオラがとても保守的だったことだ。普段の彼は自分のチームが試合をコントロールすることを望む。だが、今夜の彼はまるで面白みがないようだった。普段の彼ほど勇敢じゃなかった」

 また、フランス・サッカーに精通するジャーナリストのジュリアン・ローレンは、「リヨンはペップのクレイジーな戦術の恩恵を受けた。彼の失敗だ」と述べている。

「彼はチャンピオンズ・リーグでは考え過ぎる。スペインでのレアル・マドリー戦のように、うまくいくときもあるし、素晴らしい仕事だ。だが、機能しないことが多すぎる。昨シーズンのトッテナム戦もそう、3年前のモナコ戦もね」

 さらにローレン記者は、「どうして自分たちよりもずっと弱いチームを相手に、普通のフォーメーションの普通のチームでプレーしないんだ?どうして相手に合わせたフォーメーションにする必要がある?」と続けた。

「こうやって機能しないだけだ。彼が責めを負うべきだよ。彼が責任を取らなければいけない。これが起きるのが、あまりにも多すぎる」
 
 だが、当のグアルディオラは試合後に「この大会で戦術は最も重要ではない」と強調している。

「我々は3日間、これに取り組んできた。話し合って、見直してきた。プレーの仕方は本当に良かったんだ。それは問題じゃなかった。どうして自分たちがこうしたのか、私には分かっている」

 そしてスペイン人指揮官は、「回復し、リスタートして、またトライする」と続けた。

「選手たちがやったことを考えれば、我々は突破にふさわしいと思う。だが、できなかった。人生は、再び立ち上がっていくものだ。来シーズンにまたトライする」

 バルセロナ時代の2011年以来、10年にわたってビッグイヤーから遠ざかっているグアルディオラ。稀代のカリスマ指揮官は来シーズン、シティに悲願のタイトルをもたらせるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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