「何かを言うのは難しいけど…」パリSG主将はネイマールの“人種差別発言騒動”をどう見ているか?

「何かを言うのは難しいけど…」パリSG主将はネイマールの“人種差別発言騒動”をどう見ているか?

ネイマールは、アルバロ(3番)や酒井宏樹への差別的発言が問題視されている。 (C) Getty Images



 ブラジルの至宝への風当たりが強まっている。

 事の発端となったのは、去る9月13日にパルク・デ・プランスで行なわれたリーグ・アン第3節のマルセイユ対パリ・サンジェルマンでの騒動だ。

 後半アディショナルタイムにヒートアップした両軍選手が揉み合いとなり、5人が退場する異例の事態に発展。試合後には、フランス・サッカー連盟が退場となった双方の選手たちに追加の出場停止処分を下したのである。

 この“フランス版クラシコ”で起きた大騒動の中で最も問題視されているのが、パリSGのネイマールの振る舞いだ。

 試合後に自身のSNSを更新したネイマールは「あいつだけは許せない」と、相手DFのアルバロ・ゴンサレスから「サル」呼ばわりされたと告発。しかし、一方のマルセイユ側はネイマールがアルバロに同性愛を侮辱するような発言をしたうえに、酒井宏樹を「クソ中国人」と罵った瞬間の映像も入手していると訴えているという。
 
 フランスの複数メディアは、一連の証拠を基にリーグ・アンの懲戒委員会がネイマールに対して、最大20試合の出場停止処分を科す可能性があると報じている。

 では、ネイマールは本当に差別的発言を口にしていたのか。地元紙『Le Parisien』の取材に応じたパリSGの主将マルキーニョスは、「近くにいたわけじゃないから何かを言うのは難しい」としながら、こう語っている。

「僕らはその件について話していない。僕自身がピッチ上にいなかったし、証拠になったという映像も見ていないからね。ただ、僕はネイマールを昔から知っている。彼は人種差別的侮辱を一度たりともしたことがない人間だし、僕みたいに昔から繋がりのある人なら、彼がそういう発言を決してしないタイプだというのは分かっている。そんなことをやっていないと思う」

 リーグ・アンの懲戒委員会は9月30日に最終的な処分を下すとしている。仮にネイマールが20試合出場停止となれば、フランスの絶対王者にとって小さくない痛手となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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