【セルジオ越後】森保監督への不信感は燻っている。外国人は更迭するんだから日本人にも厳しい評価で!

【セルジオ越後】森保監督への不信感は燻っている。外国人は更迭するんだから日本人にも厳しい評価で!

10月にオランダで親善試合を行なう日本代表。久しぶりのテストマッチでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)



 日本代表の欧州遠征メンバーが発表されたね。今回は新型コロナウイルスの影響で、帰国後14日間は隔離措置が取られる国内組は招集せず、欧州組のみの招集となった。

 橋本拳人(ロストフ)がいるロシアや浅野拓磨(パルチザン)がいるセルビアなども、それぞれの国の事情で招集できなかったようだけど、欧州組限定という制約があるなか、顔ぶれは順当なものになったね。所属クラブで長期間にわたり練習参加ができていなかった中島翔哉が外れたのも、状況を考えれば致し方ない。初招集の菅原由勢(AZ)は、交通費を浮かすために選ばれたわけじゃないってことを証明するためにも、ピッチで存在感を見せたいところだね。

 まあ冗談はさておき、日本代表にとっては約1年ぶりの活動になる。国内の多くの人は日本サッカーのことなんて忘れ去っていたと言ってもいい状況だ。そんななかで、再び日本代表、日本サッカーに目を向けてもらうためにも、やはり結果は重要だよ。

 反町技術委員長は「結果と内容の両方を求めていくのがこの仕事だと認識している」と言っていたけど、当然の話だよ。まったくもって同感だ。ただし、だとしたら結果も内容も悪かったらどうするんだ、という話でもある。

 随分と長い時間、サッカーの話題が出ていなかったから、国内のサッカーファンも忘れてしまった人も多いだろうけど、森保監督の手腕に対してはワールドカップ・アジア2次予選やその間の国際親善試合、さらには昨年末のE-1選手権を通じて、相当に不信感が高まっていたはずだ。今回も親善試合とはいえ、ヘタな試合をしたら、みんなまた一気にそれを思い返すだろうね。

 そういえば以前、日本サッカー協会は外国人の監督を更迭したことがあったよね。まあ、結果を出せない監督に厳しい態度で臨むのはごく当たり前のこと。もちろん、今回の遠征だって、Go Toナントカで行くわけじゃないんだから、結果を求められるのは当然だ。そういう厳しさがないまま4年間を保証する必要なんてまったくない。外国人監督は更迭するんだから、日本人にも厳しくいこうよ。

 一方で今の日本代表の顔ぶれを見ると、マスコミが作り上げた情報によって期待感は煽られているけど、しっかりと実績を積んだスターと言える選手がいない。本当の意味でのヒーローがいないんだ。

 久保(ビジャレアル)も南野(リバプール)も、所属クラブでまだ定位置を掴めていない状況だ。全盛期の香川や本田がそうだったように、毎試合スタメンで出てコンスタントに得点を決めるような活躍をしなければ、ファンの期待はすぐに萎んでしまう。

 だからこそ、こういう状況で行なわれる代表戦は本当に貴重だよ。例えば南野などはさすがにヨーロッパで一番のクラブに所属しているだけのことはあるという理由を、それなりの活躍で示せなければ、せっかく楽しみに代表のサッカーを観に戻ってくれたファンを裏切ることになる。大迫や長友といった、ロシア組の主力たちも最近はこれといった活躍を見せていないから、せめて代表戦ではいいパフォーマンスを見せてアピールしてほしいね。

 仮に結果も内容も悪ければ、批判の目に晒されるのは監督だけじゃない。選手だって同じ。欧州組がダメなら、今度は国内で結果を残している選手たちに目が向いていくんじゃないかな。三笘や坂元、谷口、渡辺といった選手たちも前半戦のJリーグでは、抜きん出たパフォーマンスを見せていたからね。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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