ユベントスの「最強ストライカー番付」。デル・ピエロ、C・ロナウド、バッジョらを番記者はどう順位付けた?

ユベントスの「最強ストライカー番付」。デル・ピエロ、C・ロナウド、バッジョらを番記者はどう順位付けた?

トレゼゲ(左上)、デル・ピエロ(右上)、C・ロナウド(左下)、バッジョ(右下)と、ユベントスは偉大なストライカーの宝庫だ。写真:Alberto LINGRIA,Getty Images



【番記者選定のユベントス最強ストライカー番付TOP10(1990年以降)】
1位:アレッサンドロ・デル・ピエロ(元イタリア代表)
2位:クリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)
3位:ダビド・トレゼゲ(元フランス代表)
4位:パウロ・ディバラ(アルゼンチン代表)
5位:カルロス・テベス(元アルゼンチン代表)
6位:ジャンルカ・ヴィアッリ(元イタリア代表)
7位:ファブリツィオ・ラバネッリ(元イタリア代表)
8位:サルバトーレ・スキラッチ(元イタリア代表)
9位:ロベルト・バッジョ(元イタリア代表)
10位:ゴンサロ・イグアイン(元アルゼンチン代表)

 歴史的にユベントスは偉大なストライカーの宝庫で、過去30年に限定してもトップ10を選出するのは決して簡単ではない。

 しかし、ナンバーワンはデル・ピエロ以外にありえない。パドバから93年に18歳で加入し、在籍19シーズンの公式戦で706試合に出場して290得点を記録。いずれも燦然と輝くクラブレコードだ。

【動画】1位となったデル・ピエロの厳選ゴール集はこちら!

 2位はあまりにも偉大なC・ロナウド。まだ在籍3年目ながら、ここまで91試合で68得点と類稀な決定力を見せ付けている。そのスター性でクラブを「欧州トップレベル」のステータスに引き戻した功績も見逃せない。旧来のユベンティーノの心を掴みながら、世界中から新規のサポーターを集めている。
 
 3位のトレゼゲは在籍10年で171得点。外国人選手のクラブ最多得点記録保持者だ。カルチョポリでセリエBに降格した06年には、イブラヒモビッチらが退団する中でデル・ピエロらとともに残留。今もサポーターから特別な愛情を注がれているのはそれゆえだ。

 4位は圧倒的なクオリティーと「マスク」のパフォーマンスで人気を集めるディバラ。デル・ピエロの系譜を継ぐファンタジスタ系のナンバー10は、さらなる進化が期待されている。ディバラの2代前に10番を付けていたのが、13〜15年に所属したテベスだ。セリエAの連覇はもちろん、14−15シーズンにはCL決勝進出にも貢献。エースとしてゴールにアシストにと大車輪の活躍を見せた。

 6〜7位は90年代半ばの黄金期の主軸だったヴィアッリとラバネッリ。いずれもパワフルだった2人は、95−96シーズンにクラブ史上最後のビッグイヤーをもたらしてもいる。

 さらに時代を遡り、ミランに覇権を奪われて苦しい時代を過ごした90年代前半のチームを支えた2人も忘れがたい。90年のイタリアW杯で得点王に輝いたゴールハンターのスキラッチ、そして92−93シーズンにUEFAカップ(現EL)のタイトルをもたらし、同年のバロンドールを受賞したバッジョだ。ともに困難な時代にあって希望の光となるスタープレーヤーだった。

 最後のひとりには、テベス時代からC・ロナウド時代への橋渡し役を担ったイグアインを挙げたい。通算66ゴールの中では、17−18シーズンのサン・シーロでのインテル戦で決めた逆転ヘッドが、スクデットを決定付けたという意味でとりわけ値千金だった。

文●アントニオ・バリッラ(ラ・スタンパ紙)
翻訳●片野道郎
※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年11月5日号から転載

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