【選手権予選】全47都道府県の最新結果を総まとめ! 千葉、福岡、埼玉、京都などで新たに9代表校が確定!

【選手権予選】全47都道府県の最新結果を総まとめ! 千葉、福岡、埼玉、京都などで新たに9代表校が確定!

攻める東福岡、守る九国大付。手に汗握る福岡決勝は終了間際の一撃で決着がついた。(C)SOCCER DIGEST



 11月15日、第99回全国高校サッカー選手権の地区予選が各地で開催され、新たに9つの代表校が本大会へ名乗りを上げた。

[福岡決勝:東福岡 1-0 九州国際大付]
 東福岡と九国大付が雌雄を決した福岡決勝は、開始8分にいきなり後者がビッグチャンスを掴む。CKの流れから東福岡DFのファウルを誘ってPKをゲット。だが2年生の吉田が放ったキックはわずかにゴール左に逸れてしまい、絶好機をモノにできなかった。それでも九国大付は選手個々のハードワークで東福岡怒涛のオープン攻撃に対峙し、容易く好機を与えない。39分には敵CKから立て続けに大ピンチを迎えたが、ゴールライン上でのスーパークリアと身体を張ったシュートブロックで阻止。0−0の均衡を保ったまま、ハーフタイムを迎えた。

 後半に入ってさらに攻勢を強める東福岡。九国大付をほぼ自陣に押し込むほどバリエーション豊かな攻撃で圧倒したが、最後のパスとシュートに精度とパワーを欠いてしまう。そして迎えた後半40分、ついにゲームが動く。東福岡はFW遠藤がペナルティーアーク付近から右に持ち出し、鋭く右足を一閃! これが豪快にネットに揺らすゴラッソとなり、激闘にピリオドを打ったのだ。昨年決勝のリベンジを劇的に果たした“赤い彗星”が、2年ぶり21回目の本大会行きを掴んでいる。

[埼玉決勝:昌平 3-0武蔵越生]
 Jリーグ内定者4人を擁する昌平が、初の全国行きを狙う武蔵越生を3−0で下し、順当に選手権出場を決めた。序盤から完全にゲームを支配。前半は決定機を決め切れなかったものの、後半開始早々の2分、新潟内定の小見が右サイドから上げたクロスに平原がヘッドで合わせ、先制ゴールを奪う。その6分後には敵のペナルティーエリア内でパスを受けた鹿島内定の小川が、DF2人をかわしてネットを揺らし、リードを広げる。同11分にも小見のクロスのこぼれ球を平原がねじ込んで3点目を挙げたタレント軍団が、2年連続4回目の本大会行きを果たしている。

[茨城決勝:鹿島学園 2-1 明秀日立]
 鹿島学園と明秀日立が対峙した茨城決勝は、開始早々に激しく動く。前半8分、鹿島学園は荒木のロングスローがファーに流れたところを菊谷が押し込んで先制に成功。対する明秀日立は失点後にすぐさま3−4−2−1から4−4−2にシステムを変更すると、15分に同点弾をゲットする。ハイプレスをツボにはめ、パスを受けた堀江が意表を突く強烈なミドルシュートを叩き込んで、すぐさまスコアをタイに戻した。

 その後は、一進一退の攻防。互いに守備の強度をどんどん上げていき、後半に入っても敵にチャンスを与えない。試合は80分間で決着が付かず延長戦へ突入。ともにアグレシッブなスタンスを貫くなかで、勝ち越し点を奪ったのは鹿島学園だった。延長前半8分、右サイドの崩しからエゼトベチクがシュートのこぼれ球を拾い、ゴールにねじ込んだのだ。これが決勝点となり、鹿島学園が4年ぶり9回目の出場を決めている。

[広島決勝:広島皆実 3-0 如水館]
 連覇が懸かる広島皆実と初出場を狙う如水館。6年前と同じ顔合わせとなった広島の決勝は、その時と同じく前者に軍配が上がった。序盤はアグレッシブな如水館のサッカーに苦しんだ広島皆実だが、前半33分に右サイド隅田の送ったクロスが流れたところを、重田が左足で落ち着いて決めて先制する。後半8分にはCKから三宅がクロス。敵がクリアしたボールをみずから左足で捉え、追加点を奪った。後半37分にもCKからエースの閑田が打点の高いヘッドでダメを押した広島皆実が、3−0の快勝を収めて2年連続16回目の出場。広島工と並んでいた県内の戦後最多出場記録を更新した。

[千葉決勝:市立船橋1-0 流経大柏]
 8年連続で流経大柏と市立船橋の対戦カードとなった千葉決勝は、両横綱がガップリ四つに組み合う好勝負となった。

 立ち上がりから球際に激しく寄せる両校は、前半それぞれシュート1本ずつと決定機を与えない好守を披露。後半に入っても規律のとれたゲームを展開し、お互いが隙を見せない。後半29分、市立船橋はDF菅谷からのロングフィードに飛び出した坪谷がGKとの1対1を迎えるが、流経大柏の守護神・松原がビッグセーブ。ピンチを脱した流経大柏も終盤に反撃を試みるが、ゴールは生まれず、0−0のまま延長戦に突入した。

 延長に入っても強度の落ちない好ゲームは、CKを続けて獲得した流経大柏が厚みのあるアタックで徐々に主導権を握る。しかし、堅い守備でこれを耐え凌いだ市立船橋が延長後半10分に先手を取るのだ。前掛かりになっていた相手を右サイドから攻略すると、交代出場の岩田がペナルティーエリア手前から思い切りよく右足を振り抜く。これが再三好セーブを披露していたGK松原の牙城を崩した。最後まで集中を切らさず、虎の子の1点を守り抜いた市立船橋が勝利。2年連続23回目の選手権切符を手に入れた。

[和歌山:初芝橋本 4-2 近大和歌山]
 和歌山予選では、ともに無失点で決勝に駒を進めた初芝橋本と近大和歌山が激突。序盤こそお互いに攻めあぐねる展開が続いたが、前半17分に初芝橋本が一瞬の隙を突き、樫村の2戦連続弾で先制に成功する。さらに27分にもふたたび樫村がPKを決めて追加点を挙げると、その3分後に10番の西淵、後半18分には大影が得点を重ねて点差を広げた。その後2失点を喫したものの、初芝橋本が危なげなく4−2で逃げ切り。3年ぶり16回目の本大会行きを確定させた。

[大分決勝:日本文理大附 4-2 大分]
 日本文理大附と大分が相まみえた大分決勝は、前者が点の取り合いを見事に制して初優勝を果たした。前半11分、大分に先手を取られるも、32分にキャプテン垣内の今大会15ゴール目で同点とする。後半開始直後にまたしてもリードを奪われたが、今度は18分に東が振り出しに戻してみせた。試合は80分間では決着つかず延長戦へ。ここで日本文理大附が躍動する。延長後半に東が逆転弾を決めると、中島がさらにもう1点を加えて4−2の快勝。初の全国切符をもぎ取った。

[京都決勝:京都橘 2-1 東山]
 京都橘と東山のライバル対決となった京都決勝は、前者が2−1で凱歌を上げた。前半35分に京都橘は左サイドから金沢が放ったロングスローを木原が頭で合わせて先制。さらに後半5分にもロングスローが起点となり、宮嶋がリードを広げた。32分に東山にCKから藤枝のヘッドで1点を返されるも、その後は守り切って2−1の勝利。覇権を奪還し、2年連続9回目の本大会行きを手繰り寄せた。

[奈良決勝:山辺 2-0 五條]
 奈良決勝は初のファイナル進出を果たした山辺が県連覇を狙う五條と激突。前者が2−0で激闘を制して、創部4年目にして初の選手権初出場を決めている。試合は山辺が得意のパスワークで序盤からペースを掴み、前半23分に1年生のエース太田の強烈なミドルで先制。さらに後半20分にも、相手DFのミスを見逃さなかった途中出場の小川がゴールを挙げて2点差とし、昨年王者を相手の快勝で初の栄冠に輝いた。

 11月15日現在で本大会出場を決めたのは46校で、初出場は学法石川(福島)、近江(滋賀)、山辺(奈良)、創成館(長崎)、日本文理大附(大分)、宮崎日大(宮崎)の6校となっている。一方で静岡学園(静岡)、佐野日大(栃木)、前橋育英、桐生一(ともに群馬)、尚志(福島)、秋田商(秋田)、明秀日立(茨城)、國學院久我山、駒澤大高(ともに東京)、日大藤沢(神奈川)、四日市中央工(三重)、阪南大高、興国(ともに大阪)、野洲(滋賀)、立正大淞南(島根)、長崎総科大附(長崎)、大分(大分)、大津(熊本)、日章学園、鵬翔(ともに宮崎)、鹿児島城西(鹿児島)といった強豪・有力校が地区予選で涙を呑んだ。

 残る地区予選は21日の熊本決勝(熊本国府vsルーテル学院)、28日の神奈川決勝(桐光学園vs桐蔭学園)の2試合となった。それに先駆けて、16日の月曜日にはオンラインでの組み分け抽選会が開催される。

 今年度の本大会は、例年駒沢会場で行なわれていた開会式と開幕戦は実施せず、大みそかに1回戦が一斉スタート。全国48の代表校が首都圏8会場に散らばって戦うレギュレーションは変更なしで、決勝は1月11日に埼玉スタジアムで行なわれる。注目の第16代応援マネージャーには、女優でフィギュアスケーターの本田望結さんが選出された。

第99回全国高校サッカー選手権大会
【出場決定校&各都道府県予選のスケジュール一覧】

【北海道・東北】
★北海道
札幌大谷(5年ぶり3回目)

★青 森
青森山田(24年連続26回目)

★岩 手
遠野(2年ぶり29回目)

★宮 城
仙台育英(4年連続35回目)

★秋 田
明桜(27年ぶり4回目)

★山 形
日大山形(5年ぶり14回目)

★福 島
学法石川(初出場)

【関東】
★茨 城
鹿島学園(4年ぶり9回目)

★栃 木
矢板中央(4年連続11回目)

★群 馬
前橋商(16年ぶり12回目)

★千 葉
市立船橋(2年連続23回目)

★埼 玉
昌平(2年連続4回目)

★東京A
関東一(3年ぶり3回目)

★東京B
堀越(29年ぶり3回目)

★神奈川
11月28日(土) 決勝/桐光学園vs桐蔭学園

★山 梨
山梨学院(3年ぶり7回目)

【北信越】
★新 潟
帝京長岡(3年連続8回目)

★富 山
富山一(6年連続31回目)

★石 川
星稜(2年ぶり29回目)

★福 井
丸岡(3年連続31回目)

★長 野
松本国際(2年連続4回目)

【東海】
★岐 阜
帝京大可児(2年連続7回目)

★静 岡
藤枝明誠(4年ぶり3回目)

★愛 知
東海学園(7年ぶり4回目)

★三 重
海星(4年ぶり2回目)

【関西】
★滋 賀
近江(初出場)

★京 都
京都橘(2年連続9回目)

★大 阪
履正社(6年ぶり3回目)

★兵 庫
神戸弘陵(2年連続11回目)

★奈 良
山辺(初出場)

★和歌山
初芝橋本(3年ぶり16回目)

【中国】
★鳥 取
米子北(11年連続16回目)

★島 根
大社(5年ぶり10回目)

★岡 山
作陽(3年ぶり24回目)

★広 島
広島皆実(2年連続16回目)

★山 口
高川学園(2年連続26回目)

【四国】
★香 川
大手前高松(2年連続2回目)

★徳 島
徳島市立(3年連続18回目)

★愛 媛
新田(39年ぶり5回目)

★高 知
明徳義塾(4年ぶり8回目)

【九州】
★福 岡
東福岡(2年ぶり21回目)

★佐 賀
佐賀東(3年ぶり11回目)

★長 崎
創成館(初出場)

★熊 本
11月21日(土) 決勝/ルーテル学院vs熊本国府

★大 分
日本文理大附(初出場)

★宮 崎
宮崎日大(初出場)

★鹿児島
神村学園(4年連続8回目)

★沖 縄
那覇西(2年ぶり17回目)

※日程は変更になる場合があります。

構成●高校サッカーダイジェスト編集部

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