【月間表彰】エスパルスの10番が“10月のベストアシスト”を回顧!「ドゥトラ選手とはずっと一緒に練習していて…」

【月間表彰】エスパルスの10番が“10月のベストアシスト”を回顧!「ドゥトラ選手とはずっと一緒に練習していて…」

「月間ベストアシスト」に輝いた清水のカルリーニョス・ジュニオ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)



2020年10月 Jリーグ月間ベストアシスト
カルリーニョス・ジュニオ(清水)

 DAZNとパートナーメディアによって立ちあげた「DAZN Jリーグ推進委員会」によって
発足したのが、「Jリーグ月間表彰」企画だ。スポーツ、サッカー専門メディアが独自の視点で、その月に印象的な活躍を見せた選手やチームを表彰する。サッカーダイジェストWebが選出するのは、「Jリーグ月間ベストアシスト」だ。

 第2回となる10月のベストアシストには、第20節の大分トリニータ戦で清水エスパルスのカルリーニョス・ジュニオがジュニオ―ル・ドゥトラの得点をお膳立てした「ワンタッチでの浮き球パス」を選出した。今季から日本でプレーするアタッカーは、あの瞬間、どんなことを考えていたのか。ここまでのキャリアや今季の出来とともに、本人に振り返ってもらった。

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――20節、大分戦でジュニオール・ドゥトラ選手へ出したワンタッチパスを「月間ベストアシスト」に選ばせていただきました。
「ありがとうございます! 感謝しております」

――後ろを向いた状態でエウシーニョ選手からのくさびを右足でふわりと浮かせ、左後方にパスを出しましたよね。
「ドゥトラ選手とはずっと一緒に練習していて彼の特徴や、どう動くかは分かります。動き出しやディフェンスの位置を見てワンタッチでいけると思って。なので、エウシーニョ選手からパスが出た瞬間に、ふわりと浮かせたパスを通そうと決めました」

――うまくいきましたね(笑)
「とても(笑)。想像通りのプレーを表現できました」
 

――得点のあとにふたりで会話は?
「試合中ですが、ふたりで抱き合った時に『ありがとう』と感謝の気持ちを彼から伝えてもらいました。もちろん試合後にも話しました。『いいプレーができて良かったね』と」

――絶妙なアシストを記録しましたが、今季はチームトップの7ゴールと得点源でもあります。
「与えられた役割はゴールを決めることなのでゴールを奪いたいですが、一番の目的はチームの勝利。そういう意味ではゴールでもアシストでも大事にしていきたい。チームに貢献するためにプレーを続けたいですね」

――小さい頃からゴールを奪うスタイル?
「そうです。ゴールを決めた瞬間の喜びは好きですし、たくさん点を決めると落ち着いてプレーできる。サッカーの目的は勝利。勝利にはゴールがないとたどり着けないですからね」
 
――ちなみにサッカーを始めたきっかけは?
「サッカーが大好きな父の影響で始めました。兄もいますが、兄は違うスポーツをやっています」

――今季の話も聞かせてください。スイスのルガーノから清水へ新天地を求めました。日本に来た理由は?
「新しいチャレンジがしたかったんです。最初に清水からオファーを貰った時、これからのクラブのビジョンを訊いて非常に興味深かった。日本に来て約10か月経ちましたけど、間違った選択ではなかったと思いますし、満足しています。ヨーロッパから日本に来る選手はそこまで多くはないかもしれませんが、非常に良い選択だった」
 

――オファーをもらった時はすぐに決めたのでしょうか?
「そうではありません。考える時間は必要でしたので、1週間くらい考えて決めました」

――Jリーグの印象はどうですか?
「環境に不満はありません。プレー強度や選手個々のクオリティが高く、レベルは非常に高いと思います。外国人を含めて日本人選手も日々成長していますし、素晴らしいリーグ。さっきも言いましたが、とても満足していますよ」

――多くのブラジル人選手が活躍しているのも参考になったのでは?
「確かに多くの選手が活躍しています。(鳥栖の)チアゴ・アウベス選手や(FC東京の)アダイウトン選手はブラジルのパラナ時代に一緒にプレーしていました。今でも仲は良いですよ」
 
――彼らと試合で会った時に会話は?
「もちろん話しています。ほかにも面識のない選手はたくさんいますが、その時はまず挨拶から。皆が同じブラジル人として日本に来ていますし、特別な話はしないですけど、世間話です(笑)」

――清水のブラジル人選手、ヴァウド選手、J・ドゥトラ選手、エウシーニョ選手、ヘナト・アウグスト選手、ネト・ヴォルピ選手とは仲は良さそうです。
「全員ととても仲が良いです。ただ、プライベートで一緒に過ごす時間はほとんどありません。コロナの影響で会ったりできないし、リーグ戦のスケジュールもタイトですしね。あと、ほかの選手は家族と来ていて、ご飯に行ったりするのは難しいですね。自分はひとりなので(笑)。時間がある時はしっかりと身体を休ませています」
 

――彼ら助っ人陣を含め、クオリティの高い選手が揃っている印象ですが、チームとして今季は4勝5分17敗で17位と苦戦しましたね。
「個人としてもチームとしても苦戦したシーズンになっています。結果が出せていなくて苦しい。だけど日々の練習や試合で成長しているのは間違いないですし、今の状況を少しでも良くするように、チームメイト、スタッフ全員で頑張っています。最後はもう少しでも良い形で終わりたいですね」
 
――来季以降の話は今季が終わってからですね。
「そうですね。今季はまだ終わっていない。終わる時に少しでも良い状態で終わりたいと思います。来年は来年に考えたいと思います」

取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

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