「最高以外の何ものでもない。こんな幸せな40歳でいいのか」中村憲剛は喜び爆発!残すタイトルにも強い意欲

「最高以外の何ものでもない。こんな幸せな40歳でいいのか」中村憲剛は喜び爆発!残すタイトルにも強い意欲

G大阪戦では大島から受け取ったキャプテンマークを巻き、試合に出場した中村。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)



 11月25日、川崎フロンターレはJ1リーグ29節でガンバ大阪とホーム・等々力陸上競技場で対戦し、5-0で大勝。この結果、2017・18年の連覇以来、3度目の優勝を決めた。

 ゴールショーの幕開けは22分。登里享平のクロスからレアンドロ・ダミアンが合わせ、まず1点目を奪う。するとブラジル人ストライカーの先制点に触発され、圧倒的な決定力を見せたのが家長昭博。45分、49分、73分と立て続けにゴールを決め、大一番で見事にハットトリックを達成する。

 そして、86分には今季限りでの引退を表明している中村憲剛を満を持して投入し、その4分後にも齋藤学が試合を完全に決定づけるダメ押し点。会心の試合運びで、2年越しの覇権奪回を果たした。

 試合後、中村はシャーレを抱えながらオンライン会見に登場し、「最高。最高以外の何ものでもない。こんな幸せな40歳でいいのかと思っている。みんなに感謝」と喜びを爆発させると、自身は左膝前十字靭帯損傷の大けがも乗り越えた今季を次のように振り返った。

「今季に関して言えば、やっぱり新型コロナの影響は避けて通れない話。本当に地球上にいる人たち全てに影響があったことで、そのなかで僕らも一時活動が停止になって。それでも再開するときに鬼さん(鬼木達監督)が、『こういうときだからこそ、自分たちが日本のサッカーを引っ張っていく、元気・勇気を出してみんなに喜んでもらえるようなサッカーしよう』って言ってくれてことで、みんなもう1回火が付いたところはあった。

 10連勝が最初に出来て、1回止まったが、またそこから12連勝というJリーグの新記録もみんなでコツコツ1試合1試合積み上げながらやってきて。今日も素晴らしい試合を最初から出た選手たちがやってくれたし、途中から出てきた選手も最後まで手を緩めることなく、本当に今シーズンを象徴するようなゲームができたと思っている。それは本当に鬼さんのマネージメントもそうだし、そこにくっついていく選手たちの頑張りだったと思う」

 そのうえで、優勝が決まった瞬間の思いについても、盟友・小林悠との裏話に触れながら具体的に明かしている。
 
「点差も5点開いていて、自分たちのなかでは優勝をほぼ手中に収めていた状態だったので、やっぱり涙というよりは、もうとにかくうれしい、最高の気分。パッと見たら悠が近くにいて、いいポジション取っているなと。一昨日のオンライン会見で俺を探すと言っていたので、逃げようかなと思ったが、近すぎて逃げられなかった(笑)。彼とは長く苦しい時期も共にしてきたし、こういうふうに2人でまた喜べるのは感慨深かった」

 さらに残すタイトル、天皇杯にも言及。優勝に向け強い意欲を示した。

「リーグ優勝と天皇杯の優勝は、ルヴァンカップで負けてからの目標だった。『次の目標に向かってやっていこう』と、鬼さんが話してくれたので、リーグ戦が残っているけど、そこもしっかり戦って、天皇杯につなげていきたい」

 リーグ優勝こそ決まったものの、中村の雄姿はまだ決して見納めではない。リーグ戦残り4試合、その先には天皇杯が待ち構えている。最後のその瞬間まで、川崎の“バンディエラ”の躍動に注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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